ブランド設立55周年、ポロシャツ誕生50周年のラルフローレン。ティファニーをも傘下に収めたLVMHグループによる買収の話も浮上しましたが、80-90年代の黄金期の“vintage polo”とも呼ばれるアーカイブに注目が集まっています。
本家が今年限定発売したUSA製をモデルにした”original fit“も23,100円と高額にも関わらず完売しています。
ヴィンテージTシャツ専門店の“anytee”では、昨今のTシャツブームを若干冷ややかに見てまして、この数ヶ月はポロシャツとポロチノだけを特集し、毎回ほぼ完売するほど好評です。
<人気の理由>
1.USA製ならではのシルエットとフェード
チャイナ製をはじめとした近年の古着と異なり、身幅広めでバックテールが長めのシルエット。実寸はアジア製など近年のモデルと比較して表記よりワンサイズ大きめです(例:USA製のL表記はXLに近い実寸)。
着丈が長すぎることなくボックスシルエットでゆったり着れるため、今風のコーディネートにマッチします。フレンチラコステも確かに好きでしたが身幅が細く、いつかまた着る日を待っておきますw
当時ならではの綿糸、縫製、染料の組み合わせだから実現する独特のカラーとフェードが魅力。チャンピオンのリバースウィーブのそれを想起させる美しさです。
2.ショーツに合わせてもラフになりすぎない
6月から続いている猛暑。さすがに今年はショーツを履いていますが、Tシャツ合わせるよりもポロシャツはちゃんとして見えますね。これは襟が持つ魔法です。
コロナで楽な服を着すぎた僕らは、襟のある服を着たい気分なのかも知れません。
3.洗えて、職場でも着れ、秋冬も活躍するのでコスパが良い
シルクやレーヨンが混合された開襟シャツは毎回クリーニングにだしてこその美しさがありますが、そんな余裕は金銭的にも時間的にもあまりなく、学生じゃないのでシワシワの状態で着れませんw
ポロシャツは襟のついた丈夫なTシャツみたいなもののため、家庭でガンガン洗えて、フェードも楽しめます。
オンライン会議や職場のちょっとした集まりにポロシャツでそのまま参加できるのも便利です。
秋冬もシャツやスウェットのインナーしながらカラーリングの重ね着を楽しむことができるため、実はかなりコスパが良いヴィンテージなんです。
<人気に対して希少なため高騰の可能性あり>
USA製リバースウィーブの高騰が記憶に新しいですが、近年の生産品とのディテールの差、フェード含めたヴィンテージの要素があるなど、ラルフローレンのUSA製ポロシャツにも合致する点が多いです。
チャンピオンのリバースウィーブとラルフローレンのポロシャツは当時も今も定価は同じくらいですが、USA製のヴィンテージの相場についてはまだまだひらきがあり、これが小さくなっていく可能性があります。
しかも、リーバイスやチャンピオンと比較してラルフローレンがUSAで生産していた期間は四半世紀もなく、ごく限られた期間。
他国生産の期間の方が長く、そして大量に存在するため、USA製の希少性がより輝いて見えます。
ラルフローレンご本人は80歳を過ぎたご高齢。
LVMHやファンドの傘下入りなどした場合は、他ブランドとのコラボする可能性もでて、“SUPREME × Ralph Lauren”なんて日もやってくるかも知れませんね。
そんな注目のラルフローレンのUSA製ポロシャツ。
今週土曜21時からanyteeのオンラインショップにて日本最大規模で入荷します。
好きなカラーの好きなサイズが選べるうちに早めに選んで手に入れてください。まだ全国的には流行ってませんので。ヴィンテージTシャツのように。