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ついに値上がり始めた。ラルフローレンのヴィンテージのショーツ

今年の夏は暑い。早くやってきたので期間も長い。しばらく封印していたショーツを今年は解禁。

グラミチはショップにライセンスものが溢れ、パタゴニアのバギーはキャンプには良いけれど履いてもフェードしていく楽しみが足りない。

そんな僕の今年のショーツは、ヒップに”例の”布のパッチがついたミリタリーをモチーフにした2tuck CHINO。

90年代にスチャダラなどの”J-POP”アーティストが履き、APEの2GOさんをはじめ裏原界隈にも愛された逸品がルーズフィットブームの中、息を吹き返しています。そういえば、APEが始まる前後の初期のNOWHEREには2GOさんがアメリカから買い付けてきたラルフローレンやスニーカーなどが並んでいました。インポートショップのはしりでもありましたね。

以下は90年前後の宝島の僕の切り抜きですが、こんな感じでソックスをくしゅくしゅにして履きたいですね。ショートソックスより足の露出をおさえられて大人に特にオススメ。

下北沢やアメ村の古着屋やアジアのベール仕入れをベースにしたメルカリに勃興しているオンライン古着屋に大量に並ぶアジア生産のラルフのショーツとの違いは、デザインパターンもありますが何より素材感が違います。

80-90年代の綿糸を使い、アメリカや南米を中心にゆるく機械で編み込まれ、ラフに縫製された品。

それは2000年代以降、ラルフローレンがグローバル展開を強めアジア生産で大量に効率よく高品質に画一に生産された品にはない風合い。履きこむほどに生まれるフェードを僕は愛しています。

本家でも数年前からヴィンテージの復刻に力をいれていて、”original rabel“と呼ばれるラインには当時のネイビーにホワイトの刺繍が入ったタグがつき、2tuck CHINOもリリースされています。ジャストフィットをスタイリングの基本にしているようで公式オンラインの着画はそれはそれで見ていて楽しいです。

サイトにあるようなジャストフィットは僕らにはちょっと恥ずかしいので、2-3インチアップして腰で履く感じで裾丈を調整するなど、ショーツならではの履き方にちょっと工夫をすれば、快適かつ恥ずかしくなく大人でも楽しめます。

パタゴニアのアロハ含めた珍品が90年代USA製を中心に去年から今年にかけて高騰してしまいましたが、ラルフローレンのこの辺りのアイテムは、まだある、と思っている間になくなっていく注目株です。

anyteeではこの夏のレコメンドとして、毎週土曜21時入荷のオンラインショップで取り扱い中。早めに手に入れて今年の長い夏を楽しみながら過ごしましょう。

 

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