BLOG - 猿渡大輔(グラフィックデザイナー)

禿山の一夜

 

映画『バビロン』の劇中曲に『禿山の一夜』があって、人が入り乱れて狂気にあふれたシーンにぴったりだなと思ったのですが、禿山の一夜が耳に入って一番先に思い出すのは『ファンティリュージョン!』の超怖いフロートで、2歳の頃に始まったディズニーランドのパレードの音楽がいまも記憶に深く深く刻まれているんだなと実感する瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑アナハイム40周年のジャケット。真夏が来るまでは羽織って入場

 

 

 

東京ディズニーランドは40周年。
うち自分の人生と重なっているのはその75%弱ですが、一般的に花やしきが語られるような、世代を超えて親しまれる場所の代名詞が、自分にとってはここです。かつて親に連れられて来て、大人になって別の人と来て、ゆくゆくは次の世代を連れて…みたいな。わかんないですけど。あとは九十九里とか、ココヘッドとかになるのかな
速い乗り物が苦手なのに親に騙されてスプラッシュマウンテンに乗せられたとか、帰りたくなくて出口で泣いたとか、ファンティリュージョン見てる時に買ってもらったペンライトみたいなやつの寿命が尽きるのが悲しくて家の冷蔵庫に入れてたとか(?)、運動会の代休で祖母に連れて行ってもらって全国的に代休なんかってくらい混みまくってたのに結構満喫したなとか、学校帰りに行ったときの酸味強めな思い出とか、ひとりで行って看板の写真を片っ端から撮りまくって帰ったこととか(勉強のため)、累計で行った回数が回数なので、抜けてる年代がないくらい記憶が積み重なってます。都度都度、進路や仕事にも影響を受けてきました。そんな場所、そう多くはありません。

 

なくなることは絶対ないだろうけど、なくならないで(変節しないで)いつまでもあってほしいと思います。
昔行ったきりと言う人も、いま、その思い出をきれいに甦らせて上書きするにはうってつけの周年タイミングです。ぜひです。

 

 

 

おまけ。
六本木ヒルズで開催中のディズニー・アニメーションの催事もおすすめです。

 

 

 

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