コムデギャルソン、sacai、hyke、visvm、radymade、wtapsなどが定期的にサンプリングし、野村訓市さんはじめ著名人も愛用するM65パーカー(M65フィッシュテール)。
実は年代によりジッパーが変化、進化します。以下、anyteeのオンラインショップで取り扱った実物をもとに比較してみます。
1.初期型…アルミ製ジッパー
カラーがシルバー。耐久性に課題があり、スムーズに稼働する状態で現存する個体が非常に少ないです。お探しのコレクターが昔から多い品です。
1965年から1971年の7年間生産されています。なお、こちらのタイプは通常存在する右胸のパッチがまだ付きません。
2.中期型…真鍮製ジッパー
カラーが銅色、ブラスジッパーとも呼ばれ、大半の品はこちら。
耐久性が向上しています。1970年代から1980年前半に生産されています。
3.後期型…プラスチック製ジッパー
耐久性が高く、さらに稼働もスムーズ、軽量化にも成功。ボディとカラーが同色のためクールな印象。
1980年代後半の限られた期間に生産されています。
ジッパーに注目するだけでも、機能性やコスト面での改善を続けていたことが伝わってきます。
ミリタリーウエアが愛されてきたのは、単純に防寒性の観点だけでなく、機能改善の痕跡であるディテールの変化にあるのかも知れません。
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