続)シャンブレーシャツ。こんなに好きだったかな?ってぐらいシャンブレーシャツびいきな今シーズン。と言っても2型ですが。
先日ご紹介したMADISONBLUEのシャンブレーシャツは、デザイナー中山マリコさんと私でアイデアを出し合って、男女のバランス感覚を50/50で織り混ぜて生み出した、今までにありそうで無かったシャツ。
今時、ゼロから新しいものを産む事なんてほぼ不可能に近いけれど、女性の感性にはとても可能性を感じていて、今回のシャツも予想通り、思いもつかなかったバランスで仕上がってきた。男性だけでも、女性だけでも生み出せなかった特別なシャツ。
これから発売するLEのシャンブレーシャツは、どちらかというと、ずっとリピートして着続けていきたい普遍的なシャツ。汚しても穴が空いても、急にパリっとしたのが着たくなっても、すぐに買い足しができるようなイメージ。
大した量ではないけれど、いくつかのシャンブレーシャツを着てきて感じたのは、どんなアイテムとも相性がよく、合わないものを探す方が難しいとさえ思えるほど、シャンブレーシャツの使い勝手の良さにいつも可能性を感じていた。
今回LEで作ろうと思ったキッカケは、昨年テキサスのミリタリー屋さんで、近年のU.S.NAVYのシャンブレーシャツを集めたコーナーに偶然混ざっていた1940〜50年製のU.S.NAVYのシャンブレーシャツとの出会いがあった。
このモデルは、U.S.NAVYのシャンブレーシャツの代表的モデルのM-43(http://www.mash-japan.co.jp/moc/collection/m-43_chambray_shirts/history/detail/1/index.html)の廉価版とも捉えられる仕様が面白く、衿と胸ポケットのステッチがダブルからシングルへと簡略化されている。
デザインや仕様が大きく変わらない中で、シンプルに省きやすい工程を省いた。そんな潔さにテキトーさと愛らしさを感じた。けれども衿型に関しては、人の手で描かれたような抑揚のあるデザインが採用されている。その不思議なバランスがチャームポイントと思っている。仕様の簡略化と細身でスタイリッシュなサイジングがモダンささえある。
ワーク系のものと違い、ピシッと着ると締まり、洗い晒しで適当に羽織ると一気にカジュアルダウンできる。私が今まで着てきたものを足して枚数分で割ったようなバランスの良いシャツ。私が感じていたシャンブレーシャツの使い勝手の良さを一枚に集約したようなシャツだった。
シャンブレーシャツに必要な全てを兼ね備えたこのシャツを、できるだけ原型に忠実に、そして原型にはない9つのフィットを企画し用意しました。
二本針の巻縫いにもこだわり、ボタンもオリジナルで染めています。素材もかなり良いものが使えました。
結構、シャンブレーシャツ難民だったので、これからは困る事がなさそうだ。
【LE】
Chambray Shirt
16,000yen+tax
発売は4/3(金) 11:00より
L’ ECHOPPE公式のファッション通販サイトにて、予約もスタートしています。こちらより↓