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BLOG - シガアキオ(Gardener / 庭師)

slow end

あけましておめでとうございます。

2020年ですか。

ついにというかなんというか。東京オリンピックもありますし晴れやかな一年となることを願いましょう。

ただきな臭いニュースばかりでこの先の日本は世界は、地球は大丈夫なのでしょうか? なんて新年早々すみません。

よく考えかたが後ろ向きとか、暗いだとか、ルサンチマン的だと言われますが、ぼく個人的にはまったくそんな気はなくて、むしろB型特有の無責任ともいえるほど楽観主義者であります。鬱病とかに一生ならないんだろう、みたいな。

ということを踏まえた上でなんとなく聞いてもらえれば。

ここ最近の超大型台風や異常気象はみなさん経験したはずですが、庭師ならではの体感がありまして。

まず東京で越冬できるはずもなかった植物、たとえば南国の外来品種などひと昔まえまで関西以南でないと庭に植えられなかったものが、いまは育ちます。

もちろん東京にてガーデニングの方向性やバリエーションが増えることはありがたい。

ですがこれを脳天気に受け入れていいものなのか。

あとは昨年はツバキに着くチャドクの毛虫がまったくいなかった。これは庭仕事で忌み嫌われる存在の茶毒蛾の毛虫でアレルギーに弱い体質だと全身が湿疹する強烈な虫。ツバキや茶葉系には当たり前のように着くはずが、何処に行ってもまったく着いてない。

逆に外来種で害虫が着かない植物(日本の生態系の害虫がいない)に虫が着いたりする。

ほかに咲かなかったり、狂い咲いたり、実がつかなかっり、実りすぎたり。

ほんとうに、これはまずいんじゃないかと草木を通して感じています。

 

とはいえ、もう仕方がないようにも思うのです。

そろそろ地球が限界の悲鳴をあげていると。

だからといって付け焼き刃なエコ対策とか、流行りのサステナブル?といったチャレンジは果たして有効でしょうか。

まずもって世界の人口が多すぎる気しかしません。

ぼくら人類はもう緩やかな死に向かっている。そう考えることのほうが自然じゃないでしょうか。

新年早々、縁起が悪くて申し訳ありませんね。笑

 

先日、新年会で久しぶりに仲間たちと集まりました。スタイリスト三田真一や画家の土屋秋恒、映像のカンちゃん、高校教師のタカシ。酔いもまわってカラオケとなるといつも誰かが歌う、森山直太郎氏の名曲『太陽』の歌詞をここに引用させてください。

 

 『太陽』   作詞 森山直太郎

ちょっと一曲歌わせて
今訊いておきたいことがある

いつか僕もあなたも白髪になって
忘れてしまうだろうけど

駅前のオープンカフェで暇潰し
ぼんやりと通りを眺めていたんだ

ほらまた縦列駐車でぶつけてる
たいして急ぐ理由なんてないのにね

昨夜見たニュースの事だけど
「ある事件で捕まった犯人の顔は嬉しそうだった」

見たくもない現実をナイフで切り裂いた
ただそれだけのこと

この真っ白いキャンパスに
あなたなら何を描きますか 「自由」という筆で

目眩めく些細な悩みは
とりあえず今は置いておいて
そのうち忘れればいい

携帯電話で長話し 話題は後からついてくる

あらまあ みんな一緒に綱渡り
流行り廃りにぶら下がり

さっき食べたカレーパンの
賞味期限はとっくに切れていたんだ

気づくのが少し遅過ぎた
ただそれだけのこと

花咲き誇るこの小さな列島に
これ以上何を望みますか? 殿様じゃあるまいし

透き通る風に誘われて
つくしの子供が顔を出した

いつかのあなたのように

銀河に浮かぶこの辺鄙な惑星の
六十億分の物語

それは終わらない約束

草木も眠るあの聖なる夜に
偶然あなたが生まれ落ちた

輝く奇跡を信じ

生きる

 

以上です。

これってひとの諸行無常を歌った曲だと思うんですが、なにも盛者必衰はひとに限ったものじゃなく、地球や太陽だって同じですよね。

 

年末年始の備忘録

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庭師忘年会。

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新年会。#2020

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