BLOG - 松井明洋(MEDIA SURF COMMUNICATIONS / STOCKHOLM ROAST)

親父とわたし

昨年末、年の瀬迫る時期に父が他界した。

昨年の10月に「来年の桜は見れないかも」と言われてから、早かった。

ふと思い返してみると、僕(と多分弟)の人生において常に家族の会話の中心にいたのは母だったし、親父はあまり家にいなかったし、会話も少なかった。高校の一年間アメリカに行った時も、大学選ぶ時も、自分たちで就職せずにやるぞ!の時も、ヨーロッパとの2拠点になるときも、そして、最期のタイミングで頻繁に会っていた時も、親父はいつも「ふーん、そうか」とつぶやきそこで会話は常にまとまり、拡がらず、空気は沈黙に飲み込まれていくことが多かったように思う。

実際に自分の人生から父親が消えてしまうと、その悲しみというものは一気に来て一気に去るものではなく、それはこと波状攻撃のように、ふとした瞬間、静かに襲ってくるものであるとわかった。母のように残されたものの孤独は、当たり前だけども、何をもってしても取り除けないとわかった。

彼の人生がどのような人生だったかは想像することしかできないのだけども、今何か一つ聞けるとしたら、「良い人生だったか」どうか、知りたい。

そしてできる限り自分は、しなやかに、良く生きたい。

合掌

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