2019年の年末にものすごく気に入っていたダウンジャケットを手放しました。
手放した理由は4年間着なかったから。
パターンの仕事でいつか役立つかと思っていましたが、僕はあまり物を溜め込まない性格なので
手放す前に各箇所の寸法を測り、各ディテールの写真を撮り、
大切に着てくれる次のオーナーさんの元へ旅立たせました。
次に同じものが欲しくなってもこのコンディションで入手することは難しいでしょう。
ダブルチューブでクオリティも最高で各箇所のディテールも秀逸。
これを手にしたのが自分の古着の強運を引き寄せた街サンフランシスコだったことも思い出深いです。
この時代(約50年前)のアウトドアウエアは大切に着れば劣化しないのも好きなところです。
手放して再認識したことは、用途が明確な洋服はとても美しいということ。
これからもそういう服を買い続けていきたいし、そういう服を作りたいと思います。