10月18日まで京都でKYOTOGRAPHIE2020が開催されていた。8回目となる今回はVISIONをテーマに掲げ多様な視点により作られた様々なVISIONを集めたという。コロナで一変した世の中。世界を変えるにはまず自分たちのVISIONを変えなければならない、一人一人が問題を「自分ごと」として考えることができた時に世界は必ず変わるのだというのが今回のステートメントである。まず紹介したいのがフランスの写真家マリー・リエスの展示だ。夫の盲目の親友の軌跡をたどり親友が生前に通っていたフランス盲学校の生徒たちのレポートを撮影。写真ももちろん、日仏の盲目者コミュニティーと共同で制作した「触る」写真も体験できるほか、映像作品も展示されていた。