BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

パスタ打ち

 たまに行くイタリアンレストランのなんてこないトマトソースのパスタが美味しくて、それを家で再現できないものかと思案している。ここのパスタは生麺で、厨房内で打っている。3ミリ幅の太めのものでもちもちとした食感と小麦粉の香りがいい。それを引き立てるソースはイタリアから輸入している瓶トマト。輸入食材屋さんも紹介してもらったので、あとは自家製麺機さえあれば似たようなものが作れるかもしれない。幸いパスタマシーンがあったのでついに昨日自家製麺を打ってみた。

 これがなかなか難しい。

 麺打ちは機械がやってくれるので簡単。しかし水分量がどうやら少なかったようですこしぼさぼさとした食感。初めての割にはマシだと嗜められたが、すこし悔しい。

 パスタマシンに付属していたレシピ集には強力粉ではなくて、デュラムセモリナ粉を使うとなおもちもちするとあったので100%ディラムセモリナで打ってみた。少し薄力粉をブレンドしたほうが良かったか。あれこれ試行錯誤しながらファインチューニングしていくしかない。次はベーシックに強力粉と薄力粉をブレンドしてやってみよう。

 昨日小麦粉は恵比寿ガーデンプライス内の富澤商店で入手した。それにしても小麦粉ってこんなに種類あるんだ。店頭には各種小麦粉に向いた用途と特徴などが書いたメモがある。でもパスタにどれを選んでいいのかの解説はない。昨日はデュラムセモリナ一択だったのでスムーズだったが、次にどれを買えばいいんだろう。つけ麺屋さんなどが、うちの麺はどことどこの小麦粉のブレンドで開発に何年もかかったと書いてあることもあるけれど、その難しさの一端がわかるような気がする。

 何事も1日にしてならずなのだなあ。

 引退したおっさんは蕎麦打ちとかに行きがちだけど、自分はパスタを極めたいな。

 

 

 

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