BLOG - 鳥羽伸博(TORIBA COFFEE 代表)

そろそろ本当のことを。

(今回の投稿は長いです。でも、今の僕の全てが含まれています。)

 

肉も、魚も、乳製品も、卵もやめて、

3年になります。

 

今でも思い出す、

僕が肉をやめた日、

というか、

ヴィーガン童貞を捨てた日。

(ん?この言い方合ってますか?)

 

2017年の8月7日。

場所は、メキシコのエンセナダ近くのレストランからの帰り道でした。

 

その話はまたの機会にするとして、、、

 

3年前にヴィーガンになることって、

なんかめんどくさいことでした。

 

ヴィーガンの先輩はめんどくさいことばかり言うし、

今まで普通に一緒にご飯食べてた人は、

無理やり肉食べさせようとするし。

 

露骨に、めんどくさいと言われ、

お前のせいで楽しくないくらいの雰囲気になってしまい、

この場で肉とか魚を食べて、ヴィーガン終わらせようと、

何回思ったことか。

 

最初は、よく行くお店とかに、

動物性を一切抜いて作ってもらうことを頼んだりしました。

 

ここで、うまくいかないと、

次に行くことができなくなる。

つまり、かなりの決死のお願いだったわけです。

 

ほぼ、

カルト宗教に入信した昔の友達みたいにみられていたと思います。

 

そして一年を過ぎたくらいで、

これからヴィーガン続けていくにあたって、

やはり本業とのリンクを考えるべきだと思い、

結構な時間をかけて構想を練り、

 

明天好好」と言うカフェ、

 

居酒屋真さか」と言うヴィーガン居酒屋、

 

Superiority Burger」と言うNY発のヴィーガンバーガーショップを開けました。

 

(最近、渋谷パルコの「はまの屋パーラー」のメニューの一部をヴィーガン化しました。)

ネパール人スタッフのカナルさんと店主滑川くんが一緒に作ったヴィーガンカレー

(はまの屋パーラー渋谷パルコ店)

ま○泉のカツサンドを食べてる気になってくる、ヴィーガンカツサンド

(はまの屋パーラー渋谷パルコ店)

 

 

 

日本のベジタリアン人口はまだまだで、

(ドイツ、イギリスは全人口の約1割、スイスは15%と言われています)

商売的にも、まだまだと言う感じでした。

 

そして、コロナ。

 

あのタイミングで、店を開けたことに、後悔しかなかったです。

 

まあ、そこに後悔をいくらしても何も変わらないのですが、

冷静に考えてみると、

この3年で、状況はずいぶん変わったことに気づきました。

正確に言うと、ここ1年の変化が一番大きかったと言えます。

 

一年前、この3軒のヴィーガンレストランをオープンした時に、

スタッフ募集に非常に苦労しました。

 

他の飲食店と比較をされる要素は、

時給や、待遇が大きなポイントで、

コンセプトや、営業の内容はあまり関係ないようでした。

 

ヴィーガンのように新しいコンセプトは理解されにくく、

ハンバーガーや、ステーキの様な、

今となっては全くカテゴリ違いになった業種と比較されることが多かったのです。

 

しかし、1年経った今、レストランに来てくださるお客様も、

スタッフ募集に応募をしてきてくれる方々も、

ヴィーガンということに多くの興味を持ってくださっていて、

自然環境の観点から選んでくださる方々が大半となってきた手応えがあります。

 

以前は、店の前で

「ヴィーガンって何?」とか、

「ヴィーガンとか、絶対やだ!」というお客様が非常に多かったですが、

ここ一年で、

「あ!ヴィーガンだって!今度行こうよ!」(なぜ今度なのかは謎。笑)

「ここ来たかったんだよ!」

と言った感じになってきた気がします。

 

僕の勝手な推測なのですが、

やはりコロナの期間が大きく作用していると思います。

その中でも、ネットフリックスの影響は非常に大きい気がします。

おうち時間の使い方の中で、

テレビではなく、ネットフリックスのドキュメンタリーを見て、

意識が変わった方が多いのではないでしょうか。

 

愛の不時着」や、「全裸監督」の合間に、

ネットフリックスが鋭く切り込むドキュメンタリーを見て、

これからの未来について改めて思うところがあったのではないでしょうか。

 

僕も数年前(ヴィーガンになる前)に、

ネットフリックスで見た

WHAT THE HEALTH

も、今になって考えてみると、

(すぐにヴィーガンになろうとまでは思わなかったけれど、)

食に対して卑しくてズボラだった自分に大きな影響を与えてくれたと思うし、

COW SPIRACY」や、

Kiss the Ground」のような、

食のプロセスを大きく学ばせてくれるドキュメンタリーは、

今や人生観さえも変える原因になったと言えます。

 

僕にとって、何となく始めたヴィーガンでしたが、

この3年、その中でもこの1年で大きく考え方が変わり、

今やビジネスどうこうではなく、

自分のアイデンティティにまでなってしまいました。

 

ヴィーガンを実践するところから、

当たり前に自然環境を含む社会問題を学ばなくてはいけなくなり、

エシカルとか、サステイナブルという言葉の本当の意味を探し始めました。

 

答えは、きっと近くにはないし、

解決もすぐには来ないと思います。

 

そんな、ある意味、常に壁にぶつかり続ける、

僕のビジネスや考えに大きな理解をしてくれて、

一緒に考えてくれる人が大沢伸一さんです。

 

その大沢さんと、

そして新たに賛同して加わってくれた新羅慎二さんと、

新しい試みを始めることになりました。

 

お店を始めるのですが、

新しいビジネスとか、

新しいコンテンツとか、

そういう言い方をするのには、

何か抵抗があります。

 

やはり、プロジェクトというべきでしょうか。

 

もしご興味があったら、ぜひ応援してください。

そして、今週の金曜日に、

皆さんの意見を伺うZoom会議を行います。

いろんなお話をしてみたいです。

以下のリンクを覗いて見て下さい。

 

 

THE NUTS EXCHANGE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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