外苑前にあるMAHO KUBOTA GALLERYにてTOKYO 2X2Xというグループ展が開催されている。AKI INOMATA、Atsushi Kaga、Miaz Brothers、安井鷹之介、Taylor Kibby、武田鉄平、菅雄嗣の七人のアーティストによる平面や立体作品の展覧会は様々な表現を一同に見られる絶好の機会だ。AKI INOMATAは通貨のシンボルとしてジョージワシントンの小さな像を真珠の貝の中に閉じ込め真珠に変化させた作品、Atsushi Kagaはユーモラスだがどこかちょっと寂しい雰囲気が漂うウサギの絵、Miaz Brothersはぼんやりと古典的な肖像画を思わせるイメージをスプレーで描いた作品、安井鷹之介は独特の手法で作り出すデコボコとしたベースに絵を描いたり立体作品も作っている。Taylor Kibbyはまだ若い作家とのことだがチェーン状の立体作品はなんと焼き物だと聞くと信じがたい。武田鉄平は驚くような超絶技巧で描く緻密な絵画作品、菅雄嗣の独特の感性と表現力で描かれた絵画作品も展示されている。それぞれの作品が独特で面白く制作におけるテクニックや完成度も高いので是非お勧めしたいグループ展となっている。

黒く塗ったキャンバスから絵を削り出したような菅雄嗣の作品。

安井鷹之介は石膏と布で作品を描くベースを独自に作っている。

ユーモラスだがなんとなく寂しい雰囲気のAtsushi Kagaのウサギ。

凄い模写力で絵の具のストロークを描く武田鉄平の作品。

真珠となったジョージワシントンの彫像はAKI INOMATAの作品。

まだ20代というTaylor Kibbyだがその陶芸作品は驚きだ。

Miaz Brothersはスプレーでぼんやり浮かび上がる古典絵画を表現。

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