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なんと10万回 再生!!!!! 宇多田ヒカルをスクリューしたら… ウェッサイ”ピーヒャラ”の歴史

 

 

 

 

 

 

AutomaticやIn my roomをBPM(曲の速さ)を遅くして再生すると

West coast hiphop(ウェッサイG-FUNK)のような感じに変身したんです!

このあたりのクラシックの匂いがします。

WarrenG ”This DJ”

 

面白かったのでTweetしたら昨日なんと10万回以上再生されて・・・

♡3226 RT642 というような現象が起きました。

いつもマニアックな事ばかり書いてるので笑、初めて一般のPOPな世界との接点を感じました。

 

が、いつもながらマニアックに説明します!
ウェッサイG-FUNKっぽく感じる一つの要因は
BPM(速度)もありますが、
イントロから入る”ピーポーピーポー”
とういシンセサイザー
G-FUNK ピーヒャラの歴史に
触れなければなりません。

 

それは
80年代後半、NWA 時代のDR.DREからスタート、
進化していきます。
初期のピーヒャラは、
実は殆どの曲がオハイオプレイヤーズの
“funky worm”とうい曲からサンプリング
されています。
ドラムとラップがメインの
ヒップホップを引ききたたせるのに
とても効果的だったんですね。

 

記念すべき最初のピーヒャラがこちら!
(イカツイ・・・)
NWA “dopeman”

サンプリング元
OHIO PLAYERS “funky worm”

当然、他のアーティストも目をつけて
ジャーメンディプリのクリスクロスJUMPなど

 

だんだんマネされたものが大ヒット!
う〜〜〜ん。
状態・・・。

 

となると本家ピーヒャラ の
DR DREさんの方はどんな感じか
というと…
ピーヒャラってのはコレだぜ!とばかりに
色んなバリエーションを出していきます。
やはり格が違いますね!
1stソロのイントロから
Gピーヒャラの真髄です。
さらにサンプリングだけでは飽きてしまい
ついに、自分達でシンセサイザーで 弾きはじめています。
また”let me ride”に代表されるようにG-FUNKは名前からも
P-FUNKからの影響 多大にあります。
サビとピーヒャラ丸ごと P-FUNK パーラメントの”mothership conection” の後半部分と
同じです!

DR DRE “let me ride”

G-FUNKは
サンプリングだけでなくBASSを
弾きなおしたり、車に乗って聴いたときに
気持ち良いようなグルーブに拘っているあたりに
P-FUNKへのリスペクトを多大です。
さらにその後はまた初期の定番ネタ
サンプリング”funky worm”に戻っても
さらにピーヒャラに磨きがかかって
他のドラムなどのパーツとシンクロし
始めてピーヒャラが神がかってきます。

これらのアルバムが大ヒットして

ピーヒャラはウェッサイGfunkの

独自性を決定的にしました!

 

snoop doggy dog

そして最大の収穫は、

ここまで攻めのイカツめのot ピーヒャラ

ばかりだったトコロに

”優しいピーヒャラ”が発明された事です。

この辺りの曲から 歌モノ、

R&Bとしても使えますね。

歌詞はひどいですが(笑)

LAの気持ちいい日差しにぴったりですね!

 

ここでの90年代ピーヒャラ

シンセサイザーの影響は絶大で

USのR&B界はもちろん、

海を超え、

日本のR&B界にも影響を与えて・・・

ヒッキーのピーヒャラに至るわけですね。

しかし、遅くしてみても

クオリティが高くて

ハイハットが細かく2回打たれていたり

随所に細かい配慮がしてあって

さすがの超名曲すごい造りです!

 

 

 

今回のこのBPMを遅くする行為 Chopped &Screwed(チョップド&スクリュード)は、

レジェンドDJ SCREWで、トラビススコットなどにも影響を与えているのですが、

そちらはまた今度・・・サウスサイドです。サウサイ。

 

 

 

 

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