私はこう見えて2歳になる息子がおります。男の子はだいたい車とか電車とか好きだと思うのですが、我が子も例に漏れず乗り物が好きでして、特に業務用車両と電車及び踏切が好きです。
不思議なもので、踏切など移動時のストレスの根源でしかなかったものが、子供といると喜んでくれるので30分とか1時間とか踏切の前にいることがあります。
私が家で踏切になる時もあります。その際はカンカンカンカン言わされるのですが、唾液が枯渇するほどずっとやらされます。でも喜んでくれるのでやります。
人生において、必要ない・興味がない・なんなら嫌いと思っていたものが必要・興味がある・なんなら好きに変わることって結構あります。
私と踏切の関係は、息子という外部的な要因がなければ確実に今のような関係にはなっていなかったでしょう。ただ、私と踏切の関係はあくまでも息子というフィルターがなければ成立しない。
私は踏切そのものが好きになったわけではなく、息子が喜ぶことが嬉しからです。
ただ、息子がいなくても踏切を見る目は確実に変化していますし、前より憎いものではなくなっています。
WAAAでは踏切とはちょっと違いますが、いや、全然違うのですが、皆様が知らなかった物や知ってても興味なかった物にスポットを当てたいなと思ってます。
ご存知のブランドをご存知のテイストで並べる店なんてもうgood nightです。(サチモス風に言うと)
情報のスピードが格段に進化し、SNSやインターネットを使えばいくらでも情報など入手できる時代。バイヤー、店側は真価を問われています。
こいつつまんねーわ。と思われないよう、日々精進。と踏切カンカンしながら思うのでした。
さて、Tシャツの件中編です。(長くなりそうなので、前・中・後の3構成に変えました)
前回ボディについて簡単にですが紹介させていただきました。
ちょっと補足ですが、個人的にこのボディは素晴らしいと思っていますが、現在、今後も含め全てのTシャツにこのボディを使用するわけではございません。
プリントデザインのテンション的にこのボディではなく、デッドのボディだったり、ALSTYLEやらGildanのようなボディの方が良い場合もあると考えてます。
そこは私の中で、これにはこれ。というのがありますので、その都度デザインによって変えていく予定です。
話を戻しますが、今回オリジナルのボディを使ってリリースしている3型は、80・90年代の音楽カルチャーに由来しています。1つずつ紹介したいと思います。
ニルヴァーナやマッドハニーなどのバンドや、初期グランジシーンを記録した作品で広く知られるフォトグラファー、Charles Peterson(チャールズ・ピーターソン)氏とのコラボレーションです。
古着好きな方ならわかると思いますが、70年代のあれの90年代バージョンみたいなイメージです。
ぶっちゃけ私はグランジと呼ばれるジャンルが音楽的に凄い好きってわけではないですが、世代的にもカートはファッションアイコンでしたし、SUBPOPのアーティストは一通り聞いているので、彼の写真はとても好きでした。
最初のローンチでこのようなコラボレーションが出来たことは非常に光栄です。
グランジといえばダイナソーJrもそのジャンルと思いますが、ダイナソーのベーシストだったルー・バロウがやっているセバドーと言うバンドが好きでして、こちら大変おすすめでございます。
2つ目はオリジナルのフォントを使用したTシャツです。
これもわかる人が見たらすぐにネタ元がわかると思います。
伝説の名盤Psychocandyのデザインをサンプリングしております。
シューゲイザーと言うジャンルのみならず、90年代のオルタナティブロックにも大きな影響を与えたと言われているPsychocandy。
マイブラみたいな洗練されたノイズではなく(私はマイブラの方が好きですが・・・)ちょっと荒削りでパンクの匂いがする感じが、初期ジザメリのかっこいいとこなんじゃないかと勝手に思ってます。
Psychocandy関係ないんですが、ホープ・サンドヴァルが好きなので、こちらもおすすめ。
長くなってしまったので、本日はこの辺りで終了します。
また次回に最後の1型ご紹介しますので、どうぞ引き続き宜しくお願い致します。