南青山にあるアートサロン、セーヌにてグループ展「まなざしのかけら – Traces of Moments -」が開催されています。
桑原正彦、守山友一朗、モーリーン・ギャレスの3名の作家によるこのグループ展は、それぞれのアーティストが独自の視点(まなざし)で見た周りの風景が描かれた作品という共通のテーマで括られています。
ゆるい感じの、そして薄い色合いで独特の絵を描く桑原正彦さんは大好きなアーティストですが、惜しくも数年前に他界してしまいました。
しかし、彼の作品は残り、今でもこうして生前に彼が見て感じた世界を見せてくれています。
守山友一朗さんは、やはり僕が好きな画家の佐藤翠さんの旦那様で、ご夫婦で画家として意欲的に作品を制作しています。
数年前にはポーラ美術館でご夫婦二人で共作した作品を発表した展覧会も開催しましたが、これはなかなか珍しいことです。
守山さんは身の回りの風景を描くのですが、絵の特徴は油彩なのに非常に薄塗りで、まるで水彩絵画のような繊細なタッチで絵を描くところで、彩色がまるで点描画みたいにめちゃめちゃ細かい。
モーリーン・ギャレスは、ニューヨークを拠点に活動する作家でもっぱら東海岸の風景や無人の建物をモチーフとした作品を制作していますが、ほとんどの場合小さいサイズの画面に描かれる風景の断片は深く心に残る不思議な力のある絵を描く作家です。
風景を描くという点で結ばれた異色の三人の作家による グループ展はとても面白い趣向だと思いますので興味ある方は是非アートサロン、セーヌまで!
普段は予約制ですが、一般の方がふらりと入れるパブリックデーという日が木曜と土曜日にあります。







2025.11.20(Thu) – 12.05(Fri)
※By invitation only
※Public Day以外はご招待制・ご予約制です。
ご招待状をお届けした方のみご予約いただけます。
Open : 12:00 – 6:00p.m.
Closed : Sunday, Monday, National holidays
Public day:Thursday, Saturday
※No reservation, invitation needed
※Public Dayの木・土曜日は、ご招待状・ご予約は必要ございません。
どなたでもご予約なしでご来場いただけます。
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目15-6 Ripple Square D, B1