南青山にあるFEB GALLERY TOKYOにて8月31日から9月16日まで倉科明尚さんの個展「とうきょう普通人」”TOKYO ORDINARIES”が開催される。

倉科明尚さんは長年の知人でカスタムペインターとしてファッションからインテリア、アートまで幅広く活躍する倉科昌高さんの息子さん。

お父様の倉科昌高さんはスプレーペイントで繊細かつリアルな作品作りを得意とする職人肌の作家だが、息子さんは閃く着想やコンセプトがとってもユニークなどちらかというと天才肌の作家だと思う。

今回の展覧会では、映画の中に出てくる様なエキストラ=「プロの普通人」をキャンバスに描いたインパクトある絵画作品を発表するが、それらはどこかで見た映画の一コマのようでどこか懐かしく面白い。

また、描かれた自画像をパンチすることでコマが送られるアニメーション作品「パンチングアニメーション」という体験型の作品も披露されるが、こちらはちょっとコンセプチュアルな感じでとてもいい。

暑い夏の終わりに冷ややかで面白い「とうきょう普通人」の姿を目撃しにFEB GALLERY TOKYOに是非足を運んで欲しい展覧会です。

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