いやー、コロナの感染爆発はもちろん、記録的に雨が降ったり晴れれば猛暑とこの夏は荒れ模様ですね。
自然の脅威と人間は古代から共存して生き抜いてきましたがそんな中でも日本人は自然を崇めてきた人種だと思いますがそんな古来からの人々の自然への敬意の念も詰まったような作品の紹介です。
ARTRANDOM、8月後半のART FOR SALEは新進気鋭の作家を取り扱うギャラリー、KOSAKU KANECHIKAの協力で舘鼻則孝の作品が今日から掲載されます!
大学在籍時代に作った「ヒールレスシューズ」をなんとあのレディー・ガガがステージで履いたことで世界中があの斬新なハイヒールの作家は誰?と話題になり一気に人気に火がついた幸運な作家さんです。
日本古来の文化と、現代の要素を組み合わせることで、新たな視点と世界観を提示する舘鼻則孝の作品制作の原点でもある「ヒールレスシューズ」は実は江戸時代の遊女が履く高下駄から着想を得ているという大胆な発想。
それを再考することで未来への可能性を示す作品にする舘鼻則孝の評価は世界でも高くこの「ヒールレスシューズ」なんかはニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されているというから凄い。
今回は稲妻と雲をモチーフに現代的な絵画作品として表現したシリーズから作品を提供していただいたのだけど、よく見るとキャンバスの表面のテクスチャーとかもあって非常に良くできた作品。
日本文化の美意識や自然への敬意の念などを現代に向けて新たに再構築して表現する作品からは今後も目が離せない作家ですね。
舘鼻則孝
Untitled
2020
Acrylic on panel
21.0 x 20.2 cm
¥198,000 (税込)
Photo by Keizo Kioku
©NORITAKA TATEHANA K.K., Courtesy of KOSAKU KANECHIKA