六本木にある小山登美夫ギャラリーにて顔の作品ばかりを集めたグループ展「顔」が開催されている。新型コロナウィルスの影響で予定していたカンボジアのアーティストの展覧会ができなくなってその代わりに企画された展覧会だそうである。新型コロナウィルスは我々の日常を著しく変えてしまったのはいうまでもないが誰もがマスクを常時着用するというのは今では見慣れた光景になってしまった。マスクで顔の半分が見えないし会話しても口元が見えない中で初めて会う人もいれば知り合いでもマスクを外した顔は想像するしかない。そんな中で顔にフォーカスした作品を集めるという趣向は面白いしアーティストたちは「なぜ顔を描くのか?」などという普段は特に考えないような素朴な疑問に思いを巡らすのもいいものである。

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