3年に１度開催される横浜トリエンナーレだが今年は横浜トリエンナーレ2020「AFTERGLOW光の断片をつかまえる」というテーマで開催されていた。横浜美術館、プロット48、日本郵船歴史博物館などの会場で開催されたこのアートフェアにはハイグ・アイヴァジアン、ロバート・アンドリュー、新井卓、ニック・ケイブ、マリアンヌ・ファーミ、ジョイス・ホー、岩井優、金氏鉄平、川久保ジョイ、さとうりさ、田村友一郎、デニス・タン、ジェン・ボーなど60名以上のアーティストが参加して様々な表現を展開した。それぞれが時代の「今」を感じさせるような感受性を作品で表現した意欲的な作品を発表していた。政治、人種、貧困、移民、環境、など様々な課題を抱える現代社会においてコロナウィルスという新たな脅威にもさらされてしまったこの世の中においてアートが何を訴えるのか、何を感じて表現していくのかなどとても興味深い作品展示が際立ったトリエンナーレだったと感じた。
