谷中のあるSCAI THE BATHHOUSEギャラリーにて森万里子の個展「Central」が開催されている。世界を舞台に活躍し続ける森万里子だが今回のコロナ禍の影響で海外から帰国し東京で自粛生活を強いられたという。コロナに怯える不安な日々の中だが彼女はある”精神現象”へ導かれ創作するという貴重な体験ができたのだという。外の世界から疎遠になることによって多くの時間を内的世界への探求に費やすようになり“内なる太陽”または”内なる光”を強く求める新たな日々を手に入れたという。彼女は自身の内側に向かい始めたのだそうで向かえば向かうほど世界は広がり宇宙よりも深い空間がそこに存在すると感じたのだそうである。今回の展覧会ではそうした心境の変化を表現しつつ1999年に発表した「Dream Temple」から脈々と続く作品となっているそうだ。新型コロナウィルスの流行とそれによって様変わりした世界の環境はアーティストの制作にも様々な影響を与えているのだ。

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