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恵比寿にあるMA2 Galleryにて保井智貴の展覧会「あるひととなにかのなにか」が開催されている。保井智貴は乾漆や螺鈿といった伝統的な技法を使い驚くほどリアルで不思議な存在の女性像を作ることで知られるが人の佇む姿で感じる空気感をテーマにしているそうだ。今回は細く四角い棒状の作品をギャラリー内の部屋の真ん中や片隅に吊り下げたり吹き抜けから垂らしたりとやはり作品と空間の関係性を大切にしており空気感を感じるというテーマは普遍的である。光り輝く透き通る棒状の作品は洗練されており究極のミニマルな美しい姿で佇まいを見せる感じである。ギャラリーの奥にサプライズのように少女の姿の女性像が立っていて驚いてしまった。

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