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市ヶ谷にあるMIZUMA ART GALLERYにて米谷健+ジュリアによる展覧会「DYSBIOTICA:ミクロからマクロへーバランスが破壊する世界」が開催されていた。米谷健+ジュリアはこれまで環境問題や経済システムの矛盾などから発想を得て作品を制作して来たという。「不安」の中に制作のモチベーションがあると語りカタストロフな作品は得意分野だそうで今回は「微生物」に目を向けたそうだ。農業をきっかけに体内や海中などあらゆる場所に存在する微生物は生き物と共存しながら世界の均衡を保っているということに気がついたという。テーマは「絶妙なバランスで構築された微生物群によるミクロの世界の破壊がマクロ世界へと連鎖していくこと、そして、人と動物と微生物の織り成す共生の世界の破壊」である。作品はなんと白い磁器土で制作されているがそれはまるで世界規模で広がる珊瑚の白化現象(珊瑚の死滅)を表しているかのようである。

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