恵比寿にあるMA2ギャラリーにて展覧会「みえないものをみる」が開催されている。小瀬村真美、金田実生、今村遼介の三人によるグループ展はそれぞれの作家の異なった表現がギャラリー空間の中で刺激しあいながら融合するような見事な展示となっている。小瀬村は写真の加工や動画で伝統的な絵画の構図を巧みに利用し映像やインスタレーションを作品を作る。金田は具象だが抽象的なニュアンスの感じられる漠然としたイメージを絵画として描き落とすような絵画を制作する。今村は古い木材やガラスの瓶にかすかに光を放つ照明を埋め込んだインスタレーションを見せている。「みえないものをみる」とはそこに見えているものを通してその先にある作家の意図を見に行くことのように感じるが作品を見ながら作品に込められた色々な思いを感じるのもいいと思う。

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