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六本木にあるOTA FINE ARTSにてマイーティンゴヤ・ビジネス(MGB)による日本初の展覧会「Pet Shop Guys: Lost in Tokyo」が開催されていた。MGBは2017年に中国の映像作家チェン・ランが設立した作家のコレクティブでビジュアルアーティストや劇作家、タトゥーアーティストまでの幅広い作家を取り込み今までに400近いコラボレーションを行なってきた。今回はMGBメンバーでいずれも若手の作家であるチルチル、パパペピア、ヨアダの三人が出展した。中国においても現代アートの変化は目覚ましくMGBも単に新しい活動という枠組に留まらず中国のアートシーンを塗り替えていくような力を見せている。MGBの作家たちのほとんどは1980年代、90年代生まれの若い作家で彼らの表現の源には急激に技術革新が進み違和感を伴いつつ浸透する資本主義や外国文化の影響を受ける現代の中国社会のあり方が強く影響しているようだ。今まさに世界を震撼させているコロナウィルスの発生源とされる中国は世界の覇権争いでもアメリカと対立を強めたり今後も目の離せない国だがそこに暮らす若い作家が発信する現代アートも非常に注目である。

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