六本木のPERROTINギャラリーにて韓国人アーティストLEE BAEの個展「THE SUBLIME CHARCOAL LIGHT」が開催されている。「炭のアーティスト」として知られるリー・ベーは炭の持つ独特な性質や多様な側面を30年以上にわたって探求し続けて来たアーティストだ。炭の黒い色はモノクロでありロマンチックでさえあるが数々の実験的とも呼ぶべき作品で”ポスト単色画”のアーティストとして賞賛されている。人類が初めて火を使いそのあとに焼け跡で触れたであろう炭は最も古い絵画の材料の一つであると言えるのではないか。自然の神秘や炎の力、人類の歴史や太古の昔、まだ炭が人々の生活の身近にあった頃の時代にまで想いを馳せるのも面白いと思う。

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