渋谷ヒカリエの8階にある8/02/CUBE1,2,3のスペースを全て使って小笠原盛久さんの個展「Rhapsody in the Air」が開催されている。ヒカリエコンテンポラリーアイの一環として開催されているこの展覧会は71歳にして期待の新人と銘打った小笠原盛久さん初の個展だ。小笠原盛久さんは高校で美術を志すも叶わず市役所で定年まで勤務、その後65歳で再び美術をやろうと決意して名古屋芸術大学に入学し大学院まで終了した。大学3年の時にミラノに交換留学をした経験もあり今回の絵にもヨーロッパなど海外の風景が含まれている。若者に混じりながら65歳という年齢で絵画を学び71歳で初の個展を開催とはなんという素晴らしいことか。絵とは最も自由であるべきものと常々思っているが小笠原盛久さんの絵はまさに自由奔放で色や形を思うがままに描いていて感動的である。新型コロナで外出も自粛ムードなのが残念だが4月5日まで開催されているので可能な方は是非足を運んでみてはいかがだろう。また絵心なんて誰にでもあるのだし絵に上手いとか下手とかはないのだから自分を解き放つ時間と思って自宅でお絵描きに挑戦してもいいのではないだろうか。

 

オレンジの背景に斬新に黒と華やかな色で描かれた野原の風景。

極端に薄塗りで描かれた風景。にじみなどが味わい深い。

黒で描かれた風景はかなり強烈な印象である。

クリスマスの街の風景だろうか。光の描き方がいい。

おそらくヨーロッパの民族衣装を着た人たちの絵。可愛い。

スペインの屋台の風景だそうだが色々な食べ物が描かれている。

日本の珈琲屋さんの絵は人の大きさなどバラバラでも違和感がない。

肖像画だろうか、色の使い方がとても独創的である。

様々な人物画。いい感じで雰囲気が出ていると思う。

 

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