六本木にある小山登美夫ギャラリーのミーティングスペースにて三宅信太朗の特別展示「SHINTARO’S TOY BOX」が開催されている。ギャラリーは大野智史の展覧会の最中だがコロナウィルスの影響でキャンセルになってしまった香港バーゼルへ出展予定だった三宅信太朗の作品をミーティングルームの中で特別に展示する運びとなった。今世界中を不安と恐怖に陥れているコロナウィルスだがアート界への影響も甚大で5月に予定されていたフリーズニューヨークもキャンセルされたというニュースが入ってきた。この状態が一体いつまで続くのか不安だがすべての公共施設やレストランなどを閉鎖措置にしたニューヨークや中国よりも死者が出てしまったイタリアなど状況は日に日に悪くなっているようだ。人々はとにかく外出せず家にとどまり続けなければならず世界中の人々や世界経済にも深刻な影響が出ている。香港アートバーゼルは出展予定だった作品を急遽オンラインで閲覧できるようにしたがこのような暗いご時世だからこそアートが少しでも人々の心にゆとりを与えてくれることを祈るばかりだ。
ギャラリーのミーティングスペースを使って急遽開催された展示。
子供の頃のおもちゃをテーマにした作品は楽しい。
香港バーゼル向けに特別に作った作品なのだろうか。
昔遊んだ様々なフィギュアが描かれている。
ダンボールを切り抜き着色した立体作品もあった。
立体作品にもなっていた宇宙ステーションの絵。
ちょっぴり怖いおもちゃにまつわる思い出だろうか。
額縁にまで着色したり字を描いたり細部まで見てしまう作品である。