天王洲アイルにあるKOTARO NUKAGAギャラリーにてコロナウィリスの影響で開催中止となった「アートフェア東京」に出品予定だったアーティストの作品展が開催されている。インカ・ハッセン、ニール・ホッド、トニー・マテリ、ブライアン・アルフレッド、松山智一らの作品はそれぞれ非常に個性的で完成度の高い作品だ。インカ・ハッセンはニューヨークを拠点に活動するアーティストで神話の人物や妖精、擬人化されたような自然など寓話的な世界を色あざやかに描く。ニール・ホッドはイスラエルのアーティストで、彫刻や映像、カンヴァスなどのメディウムで消えゆく金やクロムと淡い色使いで魅惑的な作品を作る。トニー・マテリはシカゴ出身で様々な素材を自由自在に使いこなして驚異的なテクスチャーや超絶技巧的な作品を生み出す。ブライアン・アルフレッドはピッツバーグ出身で古典的なメディアと現代的なデジタルメディアなどを行き来しながらコラージュや絵画、デジタルアニメーションを制作する。松山智一は日本生まれだが現在はブルックリンを拠点に活動していて作品は西洋と東洋、古代と現代、具象と抽象など極端な要素を綿密に描きこんだ作品で知られる。アートフェアが開催中止になってもギャラリーで是非本物の作品を見て欲しい。

倉庫のシャッターを描いたようなブライアン・アルフレッドの作品。

インカ・ハッセン作品は幻想的で絵画のテクニックが素晴らしい。

トニー・マテリの作品は様々な素材を使って作り出される。

松山智一の作品は様々な要素を見事な技法で描いている。

ニール・ホッドの作品は見る位置によって表情を変える。

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