天王洲アイルにあるANOMALYギャラリーにて淺井裕介による展覧会「なんか/食わせろ」が開催されている。植物や動物、人間、または動植物と人間の合わさったような不思議な生物など様々な生き物をびっしりと描きこむ作品は神話のような感じもするしどこかシンボリックでもある。各地で採取した土や水、または埃や小麦粉、テープ、ペンなどの身近な素材を使って描かれる作品はキャンバス以外にも角砂糖の包み紙やコースターの裏に描かれることもあるが野外の壁面やギャラリーの壁一面に巨大な壁画のように描かれることもある。描く場所や環境に応じて変化する作品は野性味があって生命力があって見るものに自然の偉大さや美しさを感じさせると思う。今回もキャンバス以外にギャラリーの壁面に直に描いた作品や山で仕留めた鹿の血を使って描かれた作品など沢山の作品が展示されているが初挑戦という油絵も展示されていて見応え十分な展覧会となっている。

不思議な動植物がシンボリックに描かれる。

土の持つ独自の色には土器のような風合いもある。

画面いっぱいに描きこまれる世界は細かいところまで描かれる。

ギャラリースペースの壁面に直接描かれた作品。

鹿の血で描かれたという作品もあった。色が野性的だ。

何枚ものキャンバスを組み合わせた巨大な作品。

初挑戦という油絵はまた違った感じになっている。

今後は油絵の具を使った作品も増えるのだろうか。

 

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