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広尾にあるKai Kai Ki Ki Galleryにて井田幸昌の展覧会「King of limbs」が開催されている。人気の作家で以前にGINZA SIXの蔦屋書店で展示をした時に完売だったらしく今回の展覧会の作品もすでに完売しているのかもしれない。すっかり作品が入手困難な作家になったようだし今回はなんと村上隆のギャラリーでの個展とは凄いことだと思う。元ZOZOの前澤氏も村上隆も彼のアートを評価しているようでアーティストとして売れっ子になった感じである。今までは人物画が多かったように思うが今回の展覧会では抽象画に挑戦していて意欲的である。「絵具をもって自然を刻む。作品をもって世界を創る。今この時、この世界に対峙し、今しかつくれないものを残していきます。」とは作家のステートメントの一部だが覚悟のような心境が伝わる。僕としては今回の抽象画を見てこの作家の才能は感じたがどういう才能なのかがまだ腑に落ちない。あまりネガティブなコメントは普段はしないのだが絵画が好きなので敢えて述べるならこの作家の絵を見ても僕はあまり感じないのである。なんというか、どんな絵でもそこに描かれた色彩や線や形といったものとは別に絵から醸し出される雰囲気というのがあると思っているがそれが今のところ僕にはあまり感じられない。なぜかと言われてもこればっかりは感じないから仕方がない。もちろん、売れている作家だろうしこれからも注視していきたいと思っているのでそのうちこの作家の真意がわかるのかもしれない。

丸いキャンバスに描かれた抽象画。かなりのサイズだった。

色々な小さい作品群。今までは人物画が多かった気がする。

人物の巨大なブロンズ像もあった。老人だろうか?

抽象画の作品は大きいサイズが多くて驚いた。

この作品もそれなりに大きい作品であった。

今回一番大きかった作品。色などインパクトがある。

男の頭部のブロンズ像。口を開けているのか?

 

 

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