今回もニューヨークの世界的なギャラリーの躍進ぶりが目立ったがガゴジアンのセラの展示とともに驚いたのがもう一つの世界的なギャラリーであるPACEギャラリーだった。以前あった巨大なギャラリーを閉めて丸々一軒の新築のビルに引っ越していたのだ。展示も1階ではアレキサンダー・カルダー、2階でペインティングと写真の作家、3階でデヴィッド・ホックニーの水彩画を展示していた。カルダーとホックニーという人気も値段ともに高いアーティストをまとめて展示している実力はかなりのものである。毎回新たな驚きと世界のアートマーケットの力を見せつけてくれるニューヨークのトップギャラリーからは絶えず目が離せない。

カルダーの関連書籍や作品集もたくさん販売していた。

海の中の世界を表した針金の彫刻は動く。

カルダーといえば有名なのがサーカスの風景だ。

ミュージアム級の展示内容である。珍しい作品がたくさん。

ミニマルな中に計算された美しさと遊びがある。

様々な形が吊り下げられて織りなす世界。

絵画作品とモビールの組み合わせの作品もあった。

カルダーといえばこのようなモビールが有名だ。

一体いかほどの金額がするのか?数億円は間違いない。

デヴィッド・ホックニーのスケッチ作品は相当な横長展開だった。

フランス・ノルマンディーの田舎町の風景や建物を描いた作品達。

線や色合いなどいかにもホックニーとう感じで素晴らしい。

草や土、樹木など繊細に描きこまれている。

 

1階にある総合受付も堂々とした造りだ。

驚くことにこのビル全部がPACEギャラリーである。

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