チェルシーに移ることなくソーホーにい続けているギャラリーのひとつがジェフリー・ダイチ・ギャラリーだ。ソーホーといってもキャナルストリートに近い南の端にあるので最近のトライベッカのギャラリー進出地区もすぐ隣だ。ジェフリー・ダイチは現代アート界では有名な人物でLAの近代美術館の館長も勤めた実績がある。訪れた時は「TOKYO POP UNDERGROUND」と題して日本のアートを紹介するグループ展を開催していた。NANZUKAギャラリーのナンズカ氏のキュレーションで西洋とは違った発祥起源で今日に至った日本のアートを14人の作家の作品を通して紹介するという展覧会だ。アートの根底に昔から常にポップの概念が存在していたという日本独自のアートに焦点を当てた展示となっていた。こういう機会を日本の作家に与えてくれたジェフリー・ダイチはバリー・マッギーなどサブカルチャーやグラフィティーカルチャーのアートにも積極的だったことも思い出し先見の目のあるギャラリストなのだと思った。
ギャラリースペースはとても広く大きなペインティングもあった。
80年代に流行った懐かしい山口はるみの作品もあった。
非常に広いギャラリースペースは段差もあって面白い。
日本の芸術の根底には絶えずポップな概念があったという。
数え切れないスケートボードを重ねたコラージュ作品。
世界のソラヤマと言っても過言ではないくらい人気がある。
鉄でできたスーパーカーのようなオブジェもあった。
スペースが広くて天井も高いので大きな作品もこの通り。
これもかなり大きな作品だったがちょうどいいくらいのサイズだ。