ガゴジアンギャラリーは世界ナンバー1と言って間違いないギャラリーでニューヨーク以外にも世界中にギャラリーを展開している。ニューヨークではアップタウンのマディソンストリートに1箇所とダウンタウンのチェルシーギャラリー地区に2箇所のギャラリーを持っている。今回もニューヨークのギャラリーを沢山回ったがまず初めに紹介するギャラリーはこのガゴジアンからにしたい。今回はアップタウンのギャラリーでリチャード・セラの新作プリントの展覧会とショップに併設されたギャラリーでZAO WOU-KIのアブストラクトな書のようなペインティングを展示しいていた。中国生まれのフランスのアーティストであるZAO WOU-KIは2013年に他界したがその独自の世界観と確固たる表現は高く評価されている作家だ。そして、ダウンタウンの二つのギャラリーではリチャードセラの鉄の彫刻の新作が展示されていたがあまりの迫力に感嘆とするしかない展示だった。この規模と大きさの作品展示を可能にできるギャラリーはおそらくガゴジアンくらいしかないだろうと思うしとにかく驚くばかりだった。
リチャードセラの新作プリントの展示。静寂中に重みのある作品が並ぶ。
ZAO WOU-KIのアブストラクトな書のようなペインティング。
墨の濃淡と筆運びで独自の世界を描く。
どこかにある風景を描いているというが心象風景か?
ダイナミックなアブストラクト表現である。
プリントもまたいい感じの仕上がりである。
とにかく、でかい、迫力満点!これは鉄製なのだ。
広いギャラリーで子供が無邪気に遊んでいた。
人の大きさからスケール感がよくわかると思う。
どうやってギャラリーに搬入したのかさえわからない。
このレベルの展示は最高峰の展示でありガゴジアンしか無理だろう。
もう1箇所の展示には円筒形の巨大な鉄の塊が並ぶ。
鉄である。重いはずだ、恐ろしく。
鉄の表面はすごく綺麗でどうやって運んだのかわからない。
多分ここに展示されている段階で全て完売しているはずだ。
積み木のように積み上げられた鉄の塊。すごい大きさだ。