知人が絶賛するのでパリの街中にあるジャック・マール・アンドレ美術館へ出かけてみた。1869年に銀行家のエドゥアール・アンドレが妻で画家のネリー・ジャックマールのために立てたという邸宅がそのまま美術館になっているのだが素晴らしい建物だった。エレガントな曲線を描く階段やシャンデリアで飾られた豪華な部屋の数々は息を飲む贅沢さだ。そしてここには夫妻が収集したアートが飾られているがイタリアルネッサンスから18世紀のフランス、オランダの絵画の他にも工芸品や家具、調度品など数多くの美術品が展示されている。訪れた時にはちょうどイタリア絵画のマスターピース展を開催していたが質、量ともに見応えがあった。パリらしいというとなんだがパリに行ったら是非とも見に行くべき美術館の一つだと思う。
壁の赤とソファの赤がマッチした素敵な部屋だ。
美しい曲線を描きながら上へと続く階段。
階段の下には自然光がたっぷりと入る吹き抜けの広間がある。
階段の手すりがエレガントだ。壁画も素晴らしかった。
天井にも壁画が描かれていて見事な空間を作り出す。
イタリア絵画のマスターピース展が開催されていた。
夫妻のコレクションということだが非常にいい趣味である。
THE ALANA COLLECTION展という企画展だったが美しかった。
こんな夢のようなゴージャスなベッドで実際に寝ていたのだ。
個人の邸宅とは思えないほどに威風堂々とした構えの建物だ。