8月24日まで六本木の小山登美夫ギャラリーにて風能奈々の展覧会「触っても触っても遠い」が開催されている。小山登美夫ギャラリーでの8度目の個展ということだが沢山の新作を一気に見れる素晴らしい展覧会だ。作家が幼い頃から愛しむ想像や物語の不思議な世界を童話の一場面のように画面いっぱいに描きこむ作品は密度が高い。折り重なるイメージの重層的な広がりや陶器や彫金、または刺繍や織物のようにも見える繊細なマチエールはアクリル絵の具の層を削って表現されているのだと聞くと驚いてしまう。見応えのある作品ばかりなので是非お勧めしたい。

不思議な生き物と少女が暮らす世界。

繊細な触手のような植物のような線だ。

様々な植物も作家の好きなテーマのようである。

鳥や人魚など不思議な童話の世界のような絵である。

幼い時の記憶の中に作品のテーマを見つけるという。

様々な森の動物達や少女達が暮らす世界。

アクリル絵画とは思えないマチエールの作風だ。

繊細に画面いっぱいに広がるイメージ達は圧巻だ。

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