1時間前、衝撃のニュースが舞い込んできた。
まさかまさかと思ったが、センバツが中止…。
テレビを観ながら、選手や監督が前向きにインタビューに答えている姿を見て涙が止まらなかった。
(お前は誰だよ、という感じですが)
今年のセンバツには特に思い入れがあった。我らが十勝から史上初の2校出場の大会だったからだ。(いつも十勝贔屓で大変恐縮である)
北海道という地域特性に詳しくない方のために説明すると、甲子園などでは北海道は北北海道と南北海道という北海道をざっくりと二分にして、それぞれの頂点が代表になる。数年前に話題になった駒大苫小牧は南北海道代表であるし、十勝は北北海道に分類されている。(正直十勝がなぜ北となるかは私もよくわかっていない笑)
つまり同じ地域、しかも人口が減少しているものだから高校の数も相当減っている中で、あの十勝から2校も出場できるというのは奇跡なのだ。新聞で号外まで出たくらいだ。発表された時、地元は歓喜の渦に包まれたし、私も発表後2校の動向を勝毎(十勝毎日新聞)を通じてずっと追ってきた。きっと同じような十勝出身者は多いと思う。
全国の高校球児たちは中止の可能性も視野に入れながら、センバツに向けて整えていただろう。でも2020年のセンバツというのはもう二度とないのだ。それがどれだけ尊いものであるか、出場予定だった選手はもちろん、監督や、選手の親御さんのことなどを思うと、もう本当に…言葉にならない。
もちろん選手のためを一番に考えて至った結論であることは重々承知しているし、決断を下す側の精神的負担も相当なものであるだろう。
何もできない自分がもどかしいが、今回のコロナウイルスの件では矛先を向ける場所がない。
はっきりとした責任が誰にもないと思うし、とにかくこの事態が収束していくことを祈るしかできない。
いつも以上に世界平和を心から祈り続けている。