BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

がんばり過ぎないトレイルランニング

先日、菅平高原で開催されたトレイルランニング大会に参加。その様子をYouTubeにアップしました。

いつものようにマイペースに取り組んだのだけれど、ぼくにとってはそれが大切だと思っている。

動画の中でも触れているが、ぼくが出た30キロのカテゴリーで、参加者の1名が突発性の疾病でお亡くなりになられました。

また、トレイルランニング愛好者の間ではSNSで話題になっているが、5月に奥多摩で開催された有料のトレイルランニング練習会で、参加者の1名が遭難。未だ見つかっていない。

トレイルランニングは山を中心とした自然をフィールドとしているからこその開放感や喜びがある。が、逆に言えば、ロードのマラソンのように何かあった時にすぐに救急車が駆けつけてくれるわけではない。

トレイルランニングレースに参加したことのある方なら経験があるかもしれないが、不調や怪我でコース途中でリタイアしようとスタッフに伝えても、「次のエイドまで行ってください」「自力で下山してください」と言われることが多い(重症の場合は救護班が来てくれる)。

つまり、山に入った場合、何かあったとしても自力で下山する体力と気力を残しておかなければならない。もちろん装備も。

体調不良はないか。無理をし過ぎていないか。参加する前や参加中も常に自己分析が必要であり、個人的には山で「全力」はリスキーだと思っている。もちろん、充分な練習量をこなして、高い実力を持つ方なら別かもしれないが。

余談になるけど、トレイルレースでの必携品は、ルールのためではなく、自分の身を守るため。山に入る装備で、何かあった際に一晩越せるか?と、いつも自分に言い聞かせている(行く場所により装備も異なるけど)。

ぼくはその「何か」がなるべく起こらないように、マイペースを心がけている。それが運動神経のないぼくなりのリスクヘッジ。

トレイルランニングを楽しめるのも、健康あってこそ。そんなに頻繁に事故が起こるようなアクティビティではないと思うけど、万が一が起こらないように、充分に気をつけて楽しみましょう。

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り致します。同い歳で人ごととは思えませんでした。また、遭難された方が一刻も早く見つかりますように。

(※)個人の考え方なので、意見の違う方はぼくを攻撃せずに自分で自分自身の考えを発信してください。

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