昨年に続き、アルペンさんの「インディーズランニングブランド」のビジュアルを作らせていただきました。
「インディーズランニングブランド」というのは、いわゆる「ランニングのガレージメーカー」。ディレクターのこだわりが感じられるデザインと機能のランニングウェアは、オリジナリティの高さと個性が特徴。
ぼくがMOUNTAIN MARTIAL ARTSを始めた2012年以前には存在しなかったので、その頃から生まれたムーブメントなのだと思う。年々じわじわと認知度も上がっていて、レースや街中でインディーズランニングブランドを見かける機会も増えてきた。
今は日本だけのドメスティックなムーブメントだけど、MMAは香港が取り扱いNo.1で、今後はアジアに広がっていくのではと期待している。最近は日本発のムーブメントはあまりないので、まだまだクリエイションで勝負できるところを(小さい規模ながら)証明したい。
ちなみに小規模のガレージ製作が「ガレージメーカー」という言葉の起源だけど、実際にはガレージでは作っていません。ということで「インディーズランニングブランド」と呼んでいる(名付け親はBEAMSの牧野さん)。
アルペンさんは昨年の4月にオープンした新宿の旗艦店(Alpen TOKYO)からインディーズランニングブランドの取り扱いが始まり、今年になってテラスモール湘南店と先日オープンしたキャナルシティ博多店にも展開が広がった。
これまではプロショップや専門店に行かないと実物を見ることができなかったインディーズランニングブランドが、アクセスのよい大手スポーツショップで目にすることができる。これはブランドとコンシューマーの接点が広がるチャンスであり、同時に同じ売り場に並ぶグローバルブランドとの真っ向勝負という挑戦でもある。
アルペンの担当さんも熱意を持って取り組んでいただき、こちらとしても結果に繋げたいという思いから、インディーズランニングブランドをより多くのランナーに知っていただけるようにビジュアルでの訴求を提案。
今年版のテーマは「GOOD PERFORMANCE, GOOD DESIGN.」。
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よいパフォーマンスには、日々のランニングが欠かせない。
これは絶対的な真理だ。
でも、それがわかっていても走り出せない時がある。
その時に足りていないものは。
実はデザインなのかもしれない。
走るための機能を追求することは当然として、デザインにこだわる。
これまでのランニングアパレルにはなかった視点。
でも、デザインにこだわった日本発のランニングブランドが存在する。
よいデザインは、心を奮い立たせる。
練習でも、レースでも、あなたのモチベーションを高め、高いパフォーマンスに繋がる。
信じるか、信じないか。まずは試してみて欲しい。
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MMAとFRANK AND MORRISとRanorのミックスコーディネートは新鮮なスタイリング。実際にすでにインディーズランニングブランドを楽しんでいるランナーのみなさまは、こうしていろいろなブランドを組み合わせているので、リアルなスタイリングでもある。
他のブランドを間近に見てみると、素材、ポケット、シルエットなど、それぞれのデザインと機能のこだわりがあって面白い。これはインディーズランニングブランドの楽しさのひとつで、大量に生物が発生して多様化したカンブリア紀のようだ。
SNSで気になっていた方は、ぜひアルペンさんに足を運んで、実際に手に取ってみてください。ひとつのブランドで揃えても、異なるブランドを組み合わせてのミックスコーディネートでも、新しいスタイルとこだわりの機能が、パフォーマンスとモチベーションアップにつながります。
ちなみにMMAはすべてアルペン別注で、アルペンでしか買えないMMAが揃います(一部公式ウェブストアとアルペンのみの展開商品もあり)。
ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。
direction: Yuichi Shibui (RASSLIN’&CO.)
photograph: Kenta Onoguchi
model: Hideaki Makino (BEAMS) / Yuri Nakajima
special thanks: FRANK AND MORRIS / Ranor
(一部敬称略)
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