100マイルレースのエイド運営をしていると、トップランナーから最終ランナーまで見続けることになる。鍛え上げられたトップアスリートの魅力は言うまでもないが、どの時間帯でも前に進み続けるランナーは魅力的だ。
トレイルランニングは100人のランナーがいれば、100種類のドラマがある。そのドラマが濃密に表現されるのが100マイルであり、100マイルはMMAを立ち上げたきっかけでもある。いま原点に立ち返り、100マイルをターゲットにしたプロダクトを作ろうと決めた。
極論だが、100マイルを完走するランナーは何を着ても、何を履いても、自分の強さを発揮できる。 それでも100マイルに挑戦するランナーたちのモチベーションのプラスになり、肉体的な負担を少しでも軽減できるプロダクトを目指す。
自分ひとりの力では成し得ないと思い、100マイル黎明期からUTMBやUTMFを完走した経験のあるランナーや、現役として100マイルに挑戦しているランナーをメンバーに迎えてプロジェクトチームとして取り組む。
100マイルに必要な機能とは。
何を作るのか、作れるのか。
仕様やディティールをどうするのか。
意見交換を重ねてアイデアを練り、サンプルを作りテストを繰り返す。没になったアイデアもたくさんあったが、そうした試行錯誤により、具体的な形が見えてくる。
最終的に、3人のランナーにプロダクトを託し、100マイルレースを走ってもらった。経験豊富なランナー、初めて100マイルに挑戦するランナー、実力は様々だけど、それがよかった。トップランナーのフィードバックによる開発ではなく、より多くのランナーにフィットする対応力を持つプロダクトが理想。
そして、3人とも完走した。MMA100MPJは、市民ランナーが、市民ランナーのためにつくるプロダクトだ。
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