ここ数年は政治と社会問題に興味を持っている。自分自身の生活に影響があるからだ。
といっても、昔からというわけではなく、きっかけはラジオだった。今は終わってしまったが、J-WAVEの平日夜の帯番組「JAM THE WORLD」に「UP CLOSE」というコーナーがあり、日替わりでリベラル寄りのジャーナリストが社会問題や政治の時事ネタについて、時にはゲストや専門家を招いて特集するという内容だった。
当時は仕事をしながら聞いていたのだが、劣化する政治や社会、自然破壊など、どれもとても深刻な内容で、そうした事実に対して「知らない」では済まされない段階にきてしまっていることに気づいた。
それからはなるべくニュースを見るようにして、TwitterやYoutubeでは社会や政治について発信する方をフォロー。それを見続けるうちに、政治や社会問題の話を日常的に聞ける環境になった。
一時期、著名人や芸能人が政治について発信すると「よく知らないくせに」のような論調があった。でも、よく知ってないと発言してはいけないの?
サッカーのワールドカップで熱狂している方たちはサッカーの専門家なのかな。メジャーリーガーの大谷選手の偉大さは野球に詳しくないぼくも語りたくなる。
100じゃなくてもいいじゃない。と、いつも思う。
日本は「0か100」の呪縛に囚われているような気がする(この場合の「0か100」は「白と黒」の二元論ではなく「1から99を許容しない風潮」)。
100の知識ではないから、発言しない。100の準備が整わないから、挑戦しない。
その結果、日本からイノベーションは生まれず、海外から遅れをとるばかり。「無難に生きる」「波風を起こさない」が正義。「日本は何もしない人間が出世する」なんて話もある。そういった行動する意欲を失わせる空気が社会に蔓延しているのではないだろうか。
なにごとも、まずは0から1になれば、それが2につながり、いつか100になる可能性が生まれる。これは仕事でも趣味でも当てはまる生き方の真理だと思っている。
つまり、1から99でよいのである。
PS:ちなみに終わってしまった「JAM THE WORLD UP CLOSE」はAmazon musicのpodcastで継続してくれています。時間に縛られずに聴けるのでオススメです。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲