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BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

経験の質(ACE HOTEL KYOTO)

さて、今回の京都遠征。エースホテル京都に泊まってみた。

遠征や外泊が(UTMFを除けば)超久しぶりで、行き先が京都ということもあり、なかなかのお値段だが思い切ってみた。

15時より早く着いたのだが、そのままチェックイン。同じ部屋に2日間続けて宿泊をとらないらしい。だから早く着いても、部屋は準備できているとのこと。

広々とした部屋にはレコードが置いてある。レコードなんて普段は聴かないのだが、試しにかけてみると、部屋の空気感が変わった気がした。

エースホテルは1999年にシアトルからスタートした。創業者が音楽仲間が集えるようにと、古い建物をリノベーションしてホテルを作ったという話だ。部屋にレコードがあるのも(部屋によってはギターも)、そうしたストーリーに紐づいている。

デザインにこだわり、心地よい空間を提供し、多くの人の触れ合いの場所となるエースホテルは瞬く間に人気に。今ではアメリカを中心に9つのホテルを展開しているが、アジア唯一のエースホテルが京都なのだ。

1階にある「STUMPTOWN COFFEE ROASTERS」は長年のエースホテルのパートナーで、共に日本初進出となった。気取ったところのないコーヒースタンドだった。

ホテルのスタッフのウェアもカジュアル。そんなにあちらこちらのホテルに泊まるわけではないが、これは唯一無二だと感じた。ありがちな「高級」とは異なる価値観。

43歳でなくなった創業者のアレックス・カルダーウッド氏は「客室を売るっていう部分は単なる取引に過ぎないけれど、僕らにとってもっと重要なのは、体験を提供すること」(一部省略して抜粋)という言葉を残している。

あー、これはぼくが自分のブランドで提供したい「経験の質」と同じだ、と思った。

ぼくのブランドはデザインにこだわり、機能も追求する。でもそれはブランドの手段のひとつであって、最終的にはユーザーのみなさまの経験の質を上げたいのだ。

走るだけなら機能ウェアは世の中に溢れている。でも、MMAを所有したり着用することで得られる喜びや気持ちの高まりが感じられ、それがよき思い出になれば、「経験の質」は高まっているはず。そうあって欲しいと、いつも考えている。

エースホテル京都がはいる「新風館」は、旧京都中央電話局を改装した商業施設で、感度の高いショップが揃っている。人気フイナムブロガーの岡田さんの「グローブスペックス」も1階にあります。とても賑わっていました(面識はないのですが、ブログはいつも拝見しています)。

惜しむらくは、創業時のコンセプトである「若者が泊まれる手頃な料金」とは言えないこと。でも、多くのフォロワーを生んだエースホテルはこのカテゴリーのトップランナーなので、これくらいの価格帯でよいのかな。作り手のはしくれとして、手間やこだわりは価格に反映することは理解しております。

もしまた京都に来ることがあれば、またエースホテルに泊まるだろう。なんなら、海外旅行できるようになったら、エースホテルのあるところに行きたい。

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