BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

理想のランニングザックを作れ!(MMA DUSTY V2)

トレイルランニングを始めると必要になるギアのひとつがランニングザック。

豊富なポケット、高いフィット感。個人的には世の中の背負うもの(リュックやバックパック)の中でも、最先端だと思っている。

しかし、「コレだ!」と思えるランニングザックに出会えないまま、ひたすら増え続ける。「このレースに使うにはこの容量」「街で使うには地味なカラーのものを」etc…

ひとつで多くのシーンに対応する理想のランニングザックを作りたい。街ランからロングトレイルまで使える汎用性の高いランニングザックを。

その気持ちが形になったのが2016年。初代DUSTYが完成した。

ランニングザックには二方向のアプローチがあると思っている。

・荷物を入れられるベスト
・軽量化したバックパック

ぼくはトレイルランニングは山のカルチャーの系譜上に存在すると思っているので、後者からのアプローチ。重視したのは山で必要な機能。例えば内容量により変わっていくフィット感。

山行では行きは荷物がパンパンでも、帰りは内容物が減っていく。それに伴いフィット感も変化するはず。内容量が変化しても常にフィットした状態をキープするために、チェストストラップに加えて、脇にはサイドアジャスター。さらに肩のスタビライザーで荷重の重心をコントロール。常に高い位置で背負えるようになっている。

この「常時フィット」は、空身でもフィットすることを意味している。何も入れていない時は、ベストのように着用できる。

この初代DUSTYでいろいろなトレイルレースに参加した。ぼくにとってDUSTYはなくてはならない存在だったが、国内の生産背景の問題でここ数年は生産を中止していた。

その間、製造先を開拓しながら、復活させるからにはアップデートしたいと考えていた。基本形はそのままに、より使い勝手を向上させる。

初代から継続しているオリジナルのディティールとしては、開閉式のボトルホルダー。開けばフラスクからサイクリングボトルまでが収納可能。マチはパワーメッシュ、ドローコードも付いているので、ランニング中の揺れも軽減している。何も入れない時は閉めておけばいい。

ハーネスにはボトルホルダーに加えて、片側にメッシュポケットが3つ(初代から1つ追加)。ザックを下さずに行動中に必要なものを可能な限り収納できるようになっている。ミリ単位でポケット位置を調整した。

そして見た目(デザイン)も大切。初代からミリタリーテイストを意識したデザインだったが、今回は素材をX-PACに変更。UL系で使われる軽量&高耐久素材のX-PACにすることで、より山カルチャーを感じられるようになった。

メインコンパートメントの容量は約8L。加えてハーネスのボトルホルダー+メッシュポケット。サブポケットも3つ装備している。100マイルトレイルレースの必携品は充分に収納可能。

「街ランからロングトレイルまで」という目的で作ったが、使ってみると小屋泊登山や自転車、なんだったら普段使いもできる。「ひとつで幅広い対応が可能な汎用性の高さを持つ」=「特化していない」ランニングバックパックは、おそらく世界で唯一のコンセプト。

より多くの方に使っていただき、高い機能性を実感していただく。これこそトレイルランニングギアの素晴らしさを証明することである。

MOUNTAIN MARTIAL ARTS
Multi-purpose Running Back-pack
DUSTY V2

main compartment: 0-8L (ML)
2 bottle holder (openable)
6 mesh pocket
3 sub pocket
movable chest strap
shoulder stabilizer
side adjuster
color:Black/White
composition:X-PAC
size:S/ML
weight:330g (ML)

made in Japan

※2月中旬発売に変更になりました。

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