「MOUNTAIN MARTIAL ARTS」は、2012年12月12日にWEBサイトをオープンして、ブランドをスタートさせた。いま、10年目。
世の中には長年愛される老舗ブランドもたくさんあるけど、基本的にはスクラップアンドビルドの世界。ブランドが10年続くというのはなかなか希。
10年目というひとつの節目を迎えられたこともあり、ブランドの歴史を振り返ってみる。
(2011年、トレイルレースでの写真)
もともとぼくはブランド運営していたわけでも、服作りをしていたわけでも、アウトドアやスポーツ業界出身というわけでもない。もちろん、優れたアスリートでもなく(鈍足)、アートディレクションとグラフィックデザインを生業としていた。
2010年にたまたまトレイルランニングを知り、自分で始めてみるとその魅力にはまってしまった。つまり、ただの“トレイルランニング愛好家”のひとり。そして、続けていくうちに、まだまだ満ち足りない点が少なくないことに気づいた。
アウトドア&スポーツブランドのプロダクトは素晴らしい機能で、コストパフォーマンスも高い。でも、どれだけデザインに気をつかっているのだろうか(当時)。スポーツと縁のない人生を過ごしてきたぼくにとっては、スポーティーなデザインに違和感があった。
また、当時はトレイルランニングの情報も少なく、ぼくらはTwitterや一部の先駆者たちが書いてくれていたブログを情報源としていた。ユーザー視点のリアルな情報をタイムリーに見ることができる情報サイトがあったら、もっと便利なのに(当時)。
そんな「こんなのがあったらいいな」という要素が、考えていくうちにひとつにまとまってきた。バラバラのパズルのパーツがひとつになっていくように。
「ブランドを立ち上げよう」
と思い立ったのが、2012年の春とか夏くらいだったと思う。きっかけはよく覚えていないのだが、やりたいことが「モノ」だけでも、「情報」だけでもなく、「ブランド」であることははじめから決めていた。
モノも情報もブランドのメッセージを伝えるメディア。スポーツブランドをやりたかったわけではなく、トレイルランニングのあるライフスタイルを表現したかった。
WEBサイトは先に書いたように2012年12月12日にオープンした。記事を書くのはもちろん自分たち。最初に書いた記事は「How to UTMB」。世界最高峰のUTMBに参加するためのノウハウだった。
また、サイトでは数人のラン友たちにブログを書いてもらった。トレイルランニングに特化したブログのポータルサイト。多分、当時はなかったと思う。今でもないかな? 大切なのは商業的視点から与えられた情報ではなく、自分たちが感じたり興味を持つリアルな情報。
そして、並行してオリジナルウェアも企画していた。前社やブランドコンサルをしていた時に少しは服作りに携わっていたが、完全オリジナルウェアをブランドで展開するのは初めて。しかもスポーツに使うウェア。生産背景や生地など、開拓しなければならないことや学ぶことが多く、それは今でも変わらない。
ブランドは常に進化すべし。満足したり立ち止まったらおしまい(持論)。
書き始めると、手短かには振り返ることができず、、、
(次回に続く)
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