7月から始まった「KAWS TOKYO FIRST」も、いよいよ10月11日(月)まで。
オリンピックで都内に人出が溢れていたり、コロナ感染爆発中だったので様子見していたが、感染も落ち着いてきたし、最終週は混みそうなので、意を決して行ってきた。
空いていると予想して、台風の日に(空いていた)。
いまさらKAWSについてぼくが説明する必要もないと思うので、簡単に「KAWS TOKYO FIRST」の感想を。
KAWSというとPOPな作風が印象的だが、実際に作品を見てみると、とても緻密。
GOLDEN社のアクリル絵の具で描かれる作品は、筆の跡が見られないばかりか、キャラクターの枠の繊細な線まで綺麗に表現されている。この素晴らしさは本やWEBでは実感できない。
ちなみにGOLDEN社のアクリル絵のには、KAWS特製カラーもあるらしい。
KAWSとは直接関係ないのだが、「KAWS TOKYO FIRST」の音声案内はJ-WAVEプロデュースだった。ナビゲーターはグローバーさんや長谷川ミラちゃんで、ぼくは元J-WAVEヘビーリスナーだったので、耳に馴染んで聴きやすかった。先に書いたGOLDEN社のアクリル絵の具情報も音声案内から。
ちなみに自分のスマホとイヤホンで聴くことができます。
台風の日に展覧会を見にくるのはどんな人たちだろうと思っていたが、アート系オタクやファッション好きというよりは、わりと普通(?)っぽい方が多かった。
KAWSの知名度アップに不可欠だったのが、様々なブランドとのコラボレーション。日本においてはユニクロとのコラボレーションは話題が大きかった。この展覧会に合わせてだと思うけど、この秋冬も再びユニクロと。また、sacaiやCOMME des GARÇONS SHIRTと初コラボレーション。2019年に遡れば、キム・ジョーンズがディレクターに就任したDiorでも。
KAWSの作品はアートマーケットではウン百万円からウン億円と、今はもう庶民にはなかなか(?)手がでない。しかし、彼の生み出したプロダクトは、マスブランドからこだわりのハイファッション、ハイブランド、そしてフィギュアと、様々な価格帯のマーケットで見ることができる。
そんなKAWSに思い浮かぶ言葉が、「クラスレス」。
バンクシーのようにアートシーンを嘲笑うわけでもなく、いつまでも自分の好きな作品を描いていく。そんな等身大なスタンスが作品にも反映されているように思え、彼自身にも作品にも親しみが感じられるのかもしれない。だから、クラスの壁を超えて、多くの人たちに愛される。
MORI ARTS CENTER GALLERYはわりとコンパクトなので、じっくり見ても2時間はかからないと思います。ご興味がある方はぜひ。
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