先日、国立新美術館で開催されている「ファッション イン ジャパン」を見に行った。
｢ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会｣
Fashion in Japan 1945-2020
｢日本のファッション｣、あなたは何を思い浮かべますか？
1970年代以降、日本人が生み出した装いの文化は、その独自の展開から世界からも注目されてきました。本展は、そうした豊かな表現を生み出すきっかけとなった明治期以降の社会状況や流行といった現象を発端に、戦後から現在に至るまでの日本のファッションを包括的に紹介する展覧会です。衣服だけでなく、写真、雑誌、映像といった豊富な資料を通して、流行の発信者と衣服をまとう私たち、そしてその両者をつなぐメディア、それぞれの軸から各時代のファッションを社会現象とともに紐解いていきます。戦中戦後の国民服やもんぺの時代から、国際的に華々しい活躍を見せた日本人デザイナーの作品、日本の若者から発信されたKawaii文化まで、世界に誇る日本のファッション文化のすべてをご覧いただきます。
洋装が日本に入ってきた戦後から現代まで、時代ごとの背景とその当時のファッションが解説され、貴重なアーカイブが展示されている。
実はあまり期待せずに行ったのだが、とても勉強になったというか、刺激になった。ファッションというと「消費」「軽薄」のようなネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれないが、時代の流れに沿って見ると「時代の映し鏡」であることを感じる。身につけることで時代を感じられる身近でダイレクトなカルチャー。
個人的には1970年代に先鋭的なクリエイションで日本からデザイナーズが世界に羽ばたき、その後成熟期を経て、現在は環境問題に向き合うという社会性が不可欠という流れは、ひとつの人格のように感じた。日本のファッションも歳をとったような。
9月6日まで開催されているので、ご興味があればぜひ。「自分の好きだったブランドが展示されている」とか「あー、こんなブランドあったな」的な視点で見るのも楽しいです。
これ、Photoshop cameraというiPhoneのアプリ。Photoshopはグラフィックを始めた1990年代から使っているが、いまは無料のアプリがあるなんて、、、
時代は変わり続ける。ぼくらはそうした時代の変化に常に敏感でなければならないといつも思う。
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