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BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

GOOD PRODUCTS 100 まとめ(031-035)

インスタグラムで始めた自分が銘品だと思うアイテムを100紹介する「GOOD PRODUCTS 100」。

今回は031から035までご紹介。

GOOD PRODUCTS 100 (031/100)

LEVI’S 501 A-type
購入時期 1990年代

ヴィンテージ古着にはまると、避けて通れないのがLEVI’S 501。古着屋巡りをしていた1990年代。予算とサイズを考慮しつつ、ビビっという直勘を頼りに数本購入。そのうちの一本がこの501 Aタイプ。

独特の縦落ちとイエローステッチ、レッドタブはビッグE。紙パッチもしっかりと残っていて、「501」の上に「A」の文字。1960年代中盤に作られていたいわゆる「タイプ物」で、サイズは大きかったけれど逸品との出会いに購入。

ヴィンテージ古着の面白さは、こうしたディティールのバリエーションの多さにも感じられる。年代、工場などにより同じ品番でもディティールに細かい違いが生まれる。その違いに知的好奇心と想像力がかき立てられる。だからマニアも多い。

ぼくはマニアというほどでもなく、購入したものは着るタイプ。しかし、ヴィンテージデニムを何本か所有して分かったことは「デイリーユースに向かない」だった。薄い生地は痛むのも早く、硬化した紙パッチはボロボロと崩れていく。独特の香りもある。

ということもあり、このAタイプは購入してからはほぼ履くことはなく、愛でるだけ。結局、ぼくにとって最後のヴィンテージデニムになった。

衣料品は消耗品。そう思われている方も多いだろうし、実際に消耗品である服も多い。しかし、こうして所有しているだけでも喜びを感じられるプロダクツもある。それは物作りをしている者にとっては、ひとつの理想なのではないだろうか。自分の作るプロダクツもユーザーさんにとってそうあって欲しいと。

GOOD PRODUCTS 100 (032/100)

MOUNTAIN MARTIAL ARTS Denim Run Pants
製作時期 2014年-

MOUNTAIN MARTIAL ARTSをスタートしたのは2012年12月。まずはWEBを公開したのだが、並行してオリジナルウェアの企画を進めていた。

アウトドア・スポーツカテゴリーはグローバルブランドが占めている。そしてクオリティも高い。でも、デザインはどうだろうか。原色だったり、過度にスポーティーなディティールだったり、当時は自分が好きなテイストではなかった。

そこでオリジナルウェアを作ろうと意気込んでみたが、いざやってみると道筋が見えてこない。様々なアプローチからトライして見つけた方向性が「デイリーウェアの延長上のデザイン」だった。トレイルを走る時はともかくとして、街を走る時にハデなウェアは自分には不釣り合いに感じたし、もっと馴染みのあるデザインでいいじゃない、と。

そうして生まれたのが、ヴィンテージデニムをプリントしたランニングパンツ。

ポケットの位置や擦れの穴の位置にもこだわってデータを作り、昇華転写プリントのクオリティも高かった。届いたサンプルの完成度にシビれた。ぼくが作りたかったプロダクトだった。2014年の春夏シーズンのこと。

それから何回かリリースして、プリントやパターンを変えたり、コラボレーションバージョンを作ったりといくつかのバリエーションがある。「●○年にリリースしたデニムランパンですよね」なんてユーザーさんがマニアックに話してくれるような存在になったら、洋服好きとしてとてもうれしい。

GOOD PRODUCTS 100 (033/100)

Soldier Legion Prop (GAMERA2)
購入時期 1990年代

この生物のようなフィギュアは、TOYではない。特撮マニアの間で名作と評価の高い「ガメラ2 レギオン襲来(1996)」の撮影プロップ(小物)で、映画撮影の際に実際使われたのだ。

説明すると長くなるので端折るが、「ソルジャーレギオン」と呼ばれるこの生物は体長約2mの設定。それが体長60mのガメラに大群で襲いかかるシーンがある。その数は1000体以上!で、そのプロップが映画撮影後に数量限定で一般発売された。異例のことだったらしい。

好きな映画のプロップが手に入る機会なんてそうそうない。だが、早く売り切れてしまった、、、が、後日恵比寿のモンスタージャパンでリセールされていたソルジャーレギオンに遭遇。迷わず購入した。

小さいながらもさすがに塗装はリアルで(?)丁寧に施されている。関節が可動するように柔らかな樹脂製になっていて、飾ると少し傾いてしまうのもご愛敬。

昨年、蒲田でガメラ関連のプロップを集めた「特撮のDNA」展が開催された(ちなみに一昨年はゴジラ関連で、今は水道橋でウルトラマン関連が開催中)。本物の迫力に圧倒される展示内容で、ぼくのようなおじさんから若い方、親子連れが楽しそうにプロップ達を見ていた。そして、小さいながらもそのひとつが自分の手元にある喜び。

このソルジャーレギオンが発売される時に「個体によっては緑の汚れ(ガメラの血)がついているものがあります。ご了承ください。」的な謳い文句が添えられていた。残念ながらぼくの個体にはついていなかったが、マニアのツボを理解している謳い文句だと思った。

GOOD PRODUCTS 100 (034/100)

MOUNTAIN MARTIAL ARTS × PEANUTS POLARTEC Power Stretch Pro Crew
製作時期 2019年

MOUNTAIN MARTIAL ARTSはトラッド、ミリタリー、ワーク、古着など、ファッションカテゴリーに昔から存在するスタイルをモチーフにすることが多い。

PEANUTSとコラボレーションすることになって、真っ先に思い浮かんだのがヴィンテージスウェットだった。ヴィンテージ特集のムック本に掲載されるほど、昔から愛されているのがPEANUTSをプリントしたクルーネックのスウェット。

とはいえ、そのままコットンのスウェットを作ってもオリジナリティがないので、古着のスウェットの形で、素材はPOLRTEC Power Stretch Proを使うことにした。Power Stretch Proは着たことのある方なら分かると思うけど、ボリューミーなのに軽量で、ストレッチ性も高く暖かい。そして乾きも速い。そもそもガチなアウトドアフィールドで使える素材なのだ。

そこにPEANUTSをプリントする。首元にはヴィンテージをリスペクトしてVガゼットをつけ、脇にはファスナーで大きく開くベンチレーション。古いプロダクトをそのまま作り直すのではなく、リスペクトしながらも素材やディティールをアップデートする。

冬は家でもオフィスでも毎日のように着ていた。着心地もいいし、洗濯してもすぐ乾く。フードがないクルーネックというのも、家でも着やすいし、外に出かける時もアウターに合わせやすい。もちろん山にも持っていける。

PEANUTSとPOLARTEC Power Stretch Proという組み合わせは、おそらく世界初で、もう二度とやらないと思うので、最初で最後になる。数年後に古着マニアが「こんなプロダクトがあったのか!」と驚嘆してくれるとうれしい。

PS: その他にもPOLARTEC Power Dryや抗菌・抗ウイルスのTシャツも作った。作者のシュルツ氏は大のスポーツ好き。スポーツウェアとPEANUTSの相性はいいのだ。

GOOD PRODUCTS 100 (035/100)

NIKE DUNK HIGH MICHIGAN(紺黄)
購入時期 1990年代/2020年

いまは空前のスニーカーブームなのだろう。毎週のように新作が発売され、DiorのようなハイブランドがNIKEとコラボレーションする。しかし、1990年代にも熱いスニーカーブームがあった。

1990年代のスニーカーブームはいくつかの要因が重なったと個人的には思っている。古着ブームの流れから火がついたヴィンテージスニーカーは、1980年代に生まれた名作のオリジナルがまだ入手できる機会があった。そしてNIKE AIR MAX95の発売によるハイテク系の人気大爆発。新旧入り混じって燃えに燃えていた。

ヴィンテージ系でAIR JORDANと共に主役の座にあったのがDUNK。中でもミシガン大学カラーのYELLOW×NAVY、通称“紺黄”はコレクターズアイテム上位の存在だった。藤原ヒロシ氏が履いていたからか、雑誌「Boon」(みんな読んでいた)に煽られたからか。

そして1990年代のある日、渋谷の古着屋で遭遇した。10.5と履けるサイズで程度もいい。そこそこの価格だったが、ヴィンテージは出会いが大切。思い切って購入した。

しかし、名作であろうとスニーカーは長い期間履くことはできない。加水分解をはじめとした劣化や崩壊には抗えないのだ。数回履いて、飾り物となった。

それでもスニーカーは履きたいもの。というか所有するものは靴や服に留まらず、すべて使いたい。そういう時に復刻というのはありがたい。厳密にいえば革質やディティール、全体から醸し出す雰囲気は異なるのだが、それもまたスニーカーの味のようなもの。

さて、今のスニーカーブームはフェイクではないだろうか。本当に好きで買っている人の他に、転売するために買っている人がいる。転売されなければ適量なのか、それでも足りずに今の熱狂が続くのか。

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