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BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

隣の芝生なんて気にしなくていいんじゃないの?

スニーカーも履くけど、革靴も履く。中でもローファーが好きで、「なまけ者」の名の通り脱ぎ履きが楽なわりにトラッド感がある。

この多少ポッテリシルエットのローファー。マルタン・マルジェラのもので、前から見ると至って普通なのだが、横から見るとなんとソールにエアクッションを装備している。衝撃的だったので悩んだ挙句購入。

「隣の芝生は青く見える」ということわざがある。ぼくは昔からこのことわざに違和感を持っていた。隣の芝生なんて気にしなくていいんじゃないの?

おそらくほとんどの業種が同業種の動向を気にして仕事をしていると思う。しかし、時代の進化は業種の壁を易々と壊してしまった。

Appleは以前はマニア向けのパソコンメーカーだったのに、現在ではポータブルオーディオプレーヤー、カメラ、ナビ、決済サービス、時計など様々なカテゴリーキラーとなっている。

昨日見たニュースでは、自動車メーカーの時価総額でテスラがトヨタを抜いて世界一に。言うまでもなくガソリンエンジンを手掛けたことがない自動車メーカーだ。

そのトヨタはなんと街づくりに進出。ソニーは今年1月に自動車のコンセプトモデルを発表し、数年後には「なになにメーカー」なんて言葉はなくなるかもしれない。

自分の仕事とカテゴリーは異なるが、こうした事例はとても参考になる。先のマルジェラのエアソールも一例で、思えばハイブランドは早くからストリートの要素を取り込んでいた。隣ではなく、隣町の芝生くらいの距離感だけど。

いまや釣りメーカーやワークウェアメーカーもファッションというカテゴリーに進出している。もう隣の芝生を見ている場合ではないのかもしれない。視界を広げてみればヒントはたくさん存在する。気にするなら隣じゃなく、世界中を見渡そう。そうしないと時代に取り残されてしまう。

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