先日書いたMountain Martial Artsのハイパフォーマンスランナー向けのプロダクト。アドバイザーであるadmanとBEAMS RUN CLUBの牧野さんがそれぞれレビューを書いてくれました。
企画していた時のこのふたりとのやりとりが面白くて、当然のことながらモノにフューチャーした議論が中心になるのだけれど、そこに到るまでにコンセプトやランニングに対する取り組みみたいな話があった。
実は当初は「シリアスランナー向け」という名称だった。でも「シリアスって?」「シリアスのイメージ」という議論になって、結局「ハイパフォーマンスランナー」という言葉に落ち着いた。
目的としては「機能を追求する」ことなのだけれど、それだけではなくMMAがこれまで提案してきた「遊び」や「楽しむ」という要素を加えることで「ハイパフォーマンス」という結果につなげる。「シリアス」というとストイックな印象が感じられるけど、だからといって「遊び」と相反するものではなく共存できる。つまり、シリアスというのは今回の目的の一部分でしかない(実際にぼくは遅いけどシリアスだし)。
その過程でイメージしたのがグラディエイターや鎧をまとった侍。命のやりとりという究極の勝負をしているのに、装飾した装備を身につけている。その装飾は「遊び」ではないのだけれど、機能追求だけではない「自己表現」が込められている。トップスに入れたメッセージやランニングパンツのサイドスリットはそうした背景から生まれたディティール。
モノを作る時に機能を考えたり、デザインを考えたりすることは当たり前。でも作る意義をこうして深掘りして思考することは稀で、そうしたアプローチにより今回のハイパフォーマンスシリーズはより一層完成度を高めたような気がする。
いよいよ今週末の発売予定です。もしこのハイパフォーマンスシリーズを着てレースに出る機会があれば、より高い結果を追求するのと同時に、遊び心を忘れずに楽しんでいただきたいと思っています。
なによりアドバイザーの二人のランナーがそういうタイプであり、だからこそ生まれたプロダクト。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
Mountain Martial Arts 公式 Instagram
自分のInstagram
Mountain Martial Arts 公式サイト
TOKYO MOUNTAIN RUNNING COMPANY
Mountain Martial Arts Facebook page
MMAサイト内のブログ「文系ランナーZ」
ランニングメディアのRunners Pulseさんのブログ
note始めました