こんにちは
はじめまして、スタッフのsumiです。
すっかり気温も下がってきて、秋の訪れを感じますね。
夏の間は暑さに参って、あんなに秋が待ち遠しかったのに
涼しくなった夕方の道を散歩してると、嬉しい反面ちょっぴり切なくなってきます。
今日はそんな気持ちにぴったりな一冊を紹介します。
オークランド在住のアメリカ人フォトグラファー、Ward Longによる写真集。
本作は、Ward Longが友人のアラに紹介されて暮らした、モンゴメリー通りにある築100年のシェアハウスのひと夏の記録。
その家で彼は、アリス、ハンナ、サラ、ビアンカ、ケイトの5人の女性たちと同居しました。彼女たちの友情、優しさや強さにたちまち魅了された彼は、彼女たちの姿をドキュメントし始めました。裏庭で布を染めたり、子供の劇の衣装をデザインしたり、深夜にお互いにタトゥーを入れたり、宝石を削ったり、革を縫ったりしたり。自由気ままな生活をし、お互いに健やかで親密な関係を築いていた彼女たちの姿は、彼にとって人間として生きる上で、大切なことを学ぶきっかけとなったといいます。
その後、この家を紹介した友人のアラは、不慮の事故で亡くなってしまいましたが、本作は、彼女からの贈り物だともいえると、Ward Longは語っています。
Deadbeat Clubからリリース。
リラックスした表情に、心地いい距離感や
彼らの間に流れる穏やかな空気を感じます。
何気ない部屋の1枚が、美しくて見入ってしまう。。
ひと夏のシェアハウス、素敵ですね。
日常の中にある美しい瞬間や、愛おしい関係性、穏やかで優しい時間が流れていたことを感じ
読み終えると、ひとつの物語に触れたような感覚になる一冊です。
ぜひお散歩がてら、今の気持ちにぴったりな一冊を見つけに来てください!