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BLOG - SALT AND PEPPER

駆け込みセーフ!

こんにちは。

ピータードイグ展に行こう行こうと思いながら機会を逃し、結局最終日に駆け込みしたスタッフのNanakoです。間に合ってよかった〜ほっ。

皆さま美術館には行かれますか?

私は美術館という空間が好きなのと刺激や知識を養いたいのとで、ジャンルを問わずなるべく足を運んでいます。

好きな芸術家なんていないし、そもそもよくわからない、と思っている方も多いと思います。私もです。でも、好きか嫌いかわからないからこそ行くところだと私は思っています。

苦手なものをわざわざ見に行く必要はないですが、それが好みかそうじゃないかを確かめて自分の「好き」をより尖らせていくために美術館という存在があると思うからです。

……持論を熱く語ってしまいました💦 話を戻します。

近代美術館で開催されていたピータードイグ展最終日、めっちゃ混んでました。館内撮影OKでしたので、作品の前で写真を撮る人も多くいました。

大きな絵を前にすると迫力に圧倒されます。想像力の掻き立てられる作品でした。風景画ではあるものの特定の場所を示しているでもなく。

例えばこの作品でいえばパトカーとネクタイをしたサラリーマン風の男性という現代のモチーフがこの古典的なタッチの中の絵に馴染んでいるのが不思議です。惹きつけられます。

作品の感想を述べていると止まらなくなりそうなので、この辺でおしまいにしますが。ちなみに、現代アーティストの会田誠にとても似ている方がいて集中が途中で少し切れてしまいました。笑

企画展チケットを購入すると常設展の方も観ることができるので、こちらもじっくり鑑賞。企画展の方に目が行きがちですが、常設展は毎回同じ作品が展示されているわけではなくテーマや企画に合わせて作品が組まれています。ですので一度行ったことがあるからいいや、と言わずに観るのがいいと思います。

中でも私は「バウハウス特集/秋の夜の月」この企画に一番興味をひかれました。時代や季節に柔軟に対応してテーマが決められていて素敵です。このキャプションの構成もとても好きなんですよね。

美術館へ展示を見に行くと作品を見ることだけに集中がいきがちですが、「美術館」自体を楽しむのもオススメです。

というわけで今回は「美術館」にスポットが当てられていて、その裏側も垣間見ることのできる本を紹介したいと思います。こちらです。

25 YEARS! FOTMUSEUM WINTERTHUR-Shared Histories,Shared Stories.Fast Forward

フォトミュージアム・ウィンタートゥールは、世界屈指の美術館があるスイスのヴィンタートゥールに1993年に開館した写真美術館。現代の写真家やアーティストたちが集うアートフォーラムであり、また19・20世紀の巨匠たちの作品を所蔵・展示する古典の写真美術館でもある。
本書はその25周年を記念して発刊されたもの。前半は所蔵する作品からピックアップしたものに対して、アート関係者やアーティストなど25人が個人的な思い入れや美術館とのかかわり、歴史などを語る構成となっている。後半には技術者から管理スタッフまで、25人の博物館従業員の写真の肖像画が収録されている。また、デジタルの写真をどのように収集するか、機関の将来が何を保持することができるか、博物館の開発と進化の見通しについても述べられている。382 ページ、2018年SPECTER BOOKSよりリリース。

所蔵作品に対してアート関係者などが作品や所蔵するフォトミュージアム自体に関することを話していくという構成です。

著名なアーティストの作品も紹介に挙げられていたりしますし、面白い作品がたくさんあって見応えがあります。

私が知っていたのは1970年代ニューヨークを中心に活躍し、35歳の若さでこの世を去ったゴードン・マッタ=クラークです。彼の大規模回顧展が東京国立近代美術館で開催されていた際に訪れたことがあり、記憶に深く残っています。これも近代美術館だったのかぁ。

作品も展示方法もとても素晴らしい展示だったんですよね。そんな彼の作品が取り上げられている時点でかなりテンション上がりました。

こういった感じで基本的には作品と文章が交互に並んでいくのですが、本書の後半部分に珍しい写真がまとめられています。

一体なんの写真かというと、美術館に携わる人々や、美術館内、それも私たちが見ることのできない作品を所蔵する裏のスペースだったりが収められているんです。

美術館関係者のポートレイトも素敵です。

そしてこんな「裏側」まで!

こんなところまで見る機会ってそうそうないと思います。

いかがでしたでしょうか。

少しでも美術館に興味が湧いてもらえればいいなあと思います。展示をご覧になる際は空間もセットで楽しんじゃいましょう〜!

今回紹介した本が気になった方はこちらからどうぞ。

 

Staff Nanako Toriya

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